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May 05, 2010


雑感

ちょっとぽっかりしてますね。

ゴールデンウイークそしてなにより毎日お天気がいい。今ぽっかりしなきゃい
つできるんだというぐらいの今日この頃です。

一昨日たまたまつけたテレビでヒッチコックの映画を放送していましたが、お
もわず最後まで見てしまいました。そして昨日も同じ時間に見ておりました。

「海外特派員」と「泥棒成金」。

映画がわたしが生まれた50年以上前にすでに完成してい事をあらためて思う
わけです。

5年ぐらい前だったかニューズウイークのデザイン特集でアルマーニがこう
いった趣旨の事を発言しています。

『今までになかったものは、それは必要ないから生まれなかったのだ。』

アルマーニがこういう事を言うんだと驚きがあって記憶しているのですが、わ
たしはこの言葉になにかすごく重要な事が含まれていると思いました。

いつの時代にも新しいものが生まれているわけで、その事から言えばとても
陳腐な言葉にも思えますが、新しいものには必ず必然があった。

新しいものは「必然」か「蛇足」かは、生まれたその時代には判断がつきませ
ん。 時間の審判によって「必然」かそうでなかったが判断される。

わたしはtrystramsのコンセプトで『もたない主義の人が持ちたくなるモノを
生み出す』と言いました。

それはアルマーニの言葉をふまえて「今までにすでに生まれたいいものを、
ふたたびこの時代に登場させる」という気持ちが含まれています。

わたしは「必然」すら消えてしまう事があると考えています。消えてしまう
理由にはいろいろあるでしょうが、今の技術を使えばそれはひょっとすると
「必然」にまた生まれ変わるんではないかと「仮説」をたてています。

すぐれたものはすでに過去にあった。だから作らなくて良いわけではないと
思います。

『すぐれたものはすでにあった、しかし過去そういう優れたものの恩恵を
うけた人は少なかった。』

すぐれたものに接する機会をふやすためにプロダクトデザイナーは活動を
つづける。 値段の事を言うのはそういう「根拠」があったことに気がついた
ぽかんとした連休でした。


12:06 PM