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April 29, 2010


無言のキャンペーン

先日afterhoursの横田さんに電話をしたら写真週刊誌で女優さんがプレゼン
トとしてデバイスタイルのサーモマグコーヒーメーカーが選ばれていたことを
教えてくれました。 さっそくコンビエニエンスストアーへ。

なんだかサーモマグの事を書きたいと思っていたので、そのタイミングの良さ
に驚きました。

今書店で売られているコーヒーに関するムック本でもサーモマグが入っていて
なんだかデザイン家電が隆盛の頃より見かけるような気さえします。

発売は2004年の5月だったと思うのですが、しらべてわかったのはプレスリ
リースがないんですね。されてなかった。もっと地味な存在のセキュリティー
ゲートですらプレスしていることを考えると不思議ですが、それぐらい静かな
スタートでした。

デザイナーのわたし自身ホームページの表紙に使っているぐらいですからとて
も気に入っているし、客観的に見てもいいデザインだと思います。

勝手にデザイン雑誌の表紙を飾っている「将来」を期待していましたが、つい
ぞそういう派手はありませんでした。

横田さんも『コーヒーメーカーの特集でも出てこないのは変ですよね。』と
言ってくれていた事がありました。

不思議と言えばドトールコーヒーでずっと扱ってくれているのもいい意味で
不思議です。

最初ドトール系列のエクセルシオールで販売されるようになりました。
わたしが最初に見かけたのは六本木AXISに向かう途中にあるエクセルシオー
ルでした。 それから一年ほど経ってAXISにあるリビングモチーフでも販売
されるようになりました。さらに言えば大阪にある有名な商店街にあるコー
ヒーを販売している店頭でも売られていました。

不思議ですよね。コーヒーチェーンとハイファッションのセレクトショップと
商店街に同じ製品が並んでいるわけですから。

一般に小売りされている製品なのになんだかその有り様が公共機器みたいに
思えました。

登場してからちょうど6年ですね。これは者の入れ替わりがはげしい時代に
あってしかも「流行もの」にみえるサーモマグがずっと残っているのは。

ロングライフ商品という地道なイメージをいだく言葉には不釣り合いな形状
だと思いますが「あるという事実にことばを合わせる」必要もないのかも
しれません。

今回通販生活で扱われるようになったステンレス水筒「tsutsu」にデザイナー
の名前が掲載されたのも、その理由の中にはこのサーモマグの存在があった
だろうと想像します。

そういうのは「無言のキャンペーン」のようなものだと思います。

サーモマグ 黒バック.jpg

10:31 AM