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March 06, 2010


ベリーニ

プロダクトデザイナーで天才と呼べる人はいるのかなあ。と先日考えていて
その最右翼というか「それを考えるに足る人」を思った時に浮かんだのが
「マリオ・ベリーニ」でした。

ふしぎな事にそのタイミングでベリーニのインタビューがエキサイトイズムに
掲載されていました。

むかしすごかったアイドルの事を『今でいうとキムタクかなあ。』という
表現をしますが、わたしはここ10年を見回してもベリーニと比較できるデザ
イナーを思い当たりません。

ベリーニすごいところは「造型+新素材」が体現されていて破綻がないところ
です。

「今までに見た事が無いのに生まれた瞬間に古典になっている」そういう
ものに彼のデザイン以外ではそう目にかかれない。

とはいえこれは「卵からかえったひなが最初に見たものを親と思う」ような
もので、もっと以前からデザインを網羅的に見て来た人には別の見解がある
だろうとも思います。

ベリーにはほんらい「建築」をしたくて勉強をしていたのが、いろいろな
運命であまりにもてがけた「本来じゃなかった」プロダクトデザインですばら
しい結果を残したのでなかなか建築をできなかったのですが、後半生は
建築家として活動をされています。しかしベリーニ大好きなわたしは間断なく
すばらしいプロダクトデザインの雨を世界中に降らし続けてほしかったなあ。

わたしの中で「ベリーニがここからいなくなったこころの空白」はずっと埋
まっていません。

04:43 PM