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March 01, 2010
茶のこころ

展示会が終わって机も椅子も、もとの場所にもどって来て改めて自分の「考え
る場所」とはどうあるべきかを「考える」日々です。
ちょうどそのタイミングでリース物件であるAppleG4を更新するか否かの問
い合わせが来ました。そのG4はすでにリース期間はとっくに終了していて、
それまでの月一回分のコストで一年間使う事が出来ます。が、今では「外付け
ハードディスク」の置き台としてしか日頃機能していないのですが、その中に
は「使いやすいソフト」であるイラストレーターのVer.8.0が入っています。
だから何かの時には、取り出して来ては使う事もあるのです。
しかしわたしは、そこの「たまの便利さ」というころは捨てようと思いました。
現状の中でもっともシンプルな「部屋の佇まい」足り得るところを選択する事
にしてひとつでもモノを減らそうと決めました。
部屋が今どんどん広くなっています。狭いが広い。「心象風景は無限に拡大」
というのは大げさですが、「モノを考えやすく」するためには、必要なもの
と対峙して我慢と便利さの相克をしながらその空間を生み出すのです。
三原昌平さんが個展を開くというお知らせが届いたのは、自分の「方丈」展
の準備の最中だったのですが、部屋が片付いていない時にはどうも紹介して
は申し訳ない気持ちがしたので今日になりました。
タイトルは「プロダクトデザインとしての茶室 tea&mind展」
三原さんのサイトで千利休について一般的な認識のずれを指摘されていますが、
かくあるように三原さんのスタンスは常に「常識とはほんとに常識だろうか?」
という視点があります。
アップルに対する愛情と問題点、自動車に対する愛情と問題点。デザインと
いう事に対する造詣の深さと現状の問題点。
たえず「モノと心の有り様」を掘り下げられています。
わたしのテープカッターについて褒めていただいた言葉はまさに「いぶし銀」
でしたし、それについてさらに「その後賞賛されているものが、誕生した時の
状況」を書いていただいたのは恐縮しつつわたしも学ばせていただきました。
今回の展示会にしてもただ「茶の世界に入る」だけでなく「茶の世界を取り巻
く周辺」について言及されるところが三原さんの真骨頂だと思いました。
それにしても「茶のこころ」というメッセージが届くタイミングがわたしに
とって絶妙でした。
11:57 AM


