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July 20, 2009


文章年齢

わたしは自分の書く文書を「30代初め男性」ときめています。

決めています。といってもなにも決まっちゃい無いのですがそういう感じに
してあるわけです。なぜ30そこそこかといえばそれは「年齢が説得の材料に
ならなくって自分が戻れるぎりぎりの頃合い」だからです。

「ベテラン」とか「経験豊かな」を年齢をたてに言われてしまうとだれもそれ
に反論できない。

逆に「若い」とか「気鋭」とか言われてしまうとまたどうしようもない勢いを
感じてしまって受け取ると側は「お手上げ」になってしまう。

このどちらでもない「場所」として選んだのが、「なんだか30になっちゃっ
たわたし」という設定でした。

つまり「書いた内容が面白い(説得力がある)」かどうかで判断されるだろう
という事です。

言ってしまえば「今の自分自身」ではないわけです。そういう設定の第三者と
して書いているのです。

ブログにすべてを書く訳ではありません。いやほとんど書いていません。
興味がいろんなものに無い訳でなく、ありありですが、プロダクトデザインと
いうぎりぎり自分がそこで活動しているという事ですこしは納得してもらえる
かと思う事を「基軸」にして書いている訳です。

講演会とかで話が終わった後で話しかけてくる青年や学生さんが妙にというか
ふしぎなほど近づいて来て話をされる事が何度もあるのですが、これはわたし
の外観、60も近い白髪のおじさん(おじいさん)との間としてはめずらしい
距離感かと思うのですが、たぶんその人たちにはこのブログに出てくるアキタ
ミチオという人物の事を『自分の気持ちとずいぶん重なった人物』と感じて
くれていて、それは目の前にいるわたしを超えて「ブログとおなじしゃべり方
をする人」なんだろうなあと思うのです。

でもそうだっらうれしいのです。

わたしが大学生の頃に同級生が『うちの父親が今40半ばだけれど二十歳のこ
ろと気持ちは変わらないって言ってたよ。』と聞いた事がすごくカルチャー
ショックだったのです。 

自分の親からは聞いた事が無かったし、その後も聞いた事が無い。たぶん大多
数の親が思っていても口にする事がはばかられる「秘密」だったんだと思いま
す。

「変わらない」と話すのは「変わるよ」というよりも「大胆」なのです。

07:19 PM