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July 05, 2009


ブックレビュー

明日ぐらいには、新しいブックレビューがPdwebに掲載されると思いますが、
わたしにとってこの本を紹介する事は大事な「役割」のひとつであると
思っています。

先日、Pdwebの編集長にちょっと相談の電話をしました。
それはブックレビューの内容を本自体の話とわたしのお話の割合を変えてもい
いでしょうか?5対5から4対6か3対7ぐらいつまり「自分が日頃考えているデ
ザインの周辺」へ内容量を増加してもいいでしょうか。という相談です。

『お任せしますし、すでにそういう感じで受け取っています。』そういうお答
えが戻ってきました。 じゃあそうさせていただきます。

これはもう「気持ち」の問題で、編集長の言われた通り自分の思いとは別にす
でにそうなっているのかもしれません。

Pdwebのブックレビューは、「d」に連載していた「デザインの初心」と無関
係ではありません。

「デザインの初心」はとても内省的な文章でした。それはどうしてかといえば
「相手の気持ちにとどく言葉というのは、相手に向けて言う事ではなくて、自
分の中で起きた事起きている事を正直に反省をふまえて書く方が届くのではな
いか。」そういう自分なりの「仮説」があったからです。

「こうしたほうがいいぞ」ではなくて「こうしておいたほうが良かったと思っ
ています。」 未来完了形ではなくて過去完了反省形ですね。

それがよかったカタチなのかどうかはわかりませんが、わたしは「d」が学校
の図書館に置かれてぼろぼろになるまでみんなが閲覧している様子や、なにか
につけて座右におかれている「雑誌のカタチをとったデザインのバイブル」の
ように思っていたので「古くなってしまう文章」にしたくなかったのであらか
じめ「古いカタチ」を意識していました。文章のエージングですね。

こういう背景というか意識が今のブックレビューにもあって「旬の本」はあえ
て紹介していません。

何年も経ってそれでも生き残る「ことば」「思い」を紹介していきたいので
す。自分の実感をこめて。


12:12 PM