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July 04, 2009


地味

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デザインに於いて「地味」とはある意味御法度な部分があります。

御法度といってもだれもそうしちゃいけないとは「ことば」にして言っていな
いわけで、「言わない事」ほど実は重要なものはないわけで、言わなければ言
わない程、ことばにされなければされないほどにその「領域」「範囲」は拡大
していくわけです。

なぜ「地味」が難しいかと言えば、デザインにおいて「作業量」というか「作
業効果」というものを必ず「頼んだ側」は求めている訳で、派手であればある
程それまでと違えば違う程に「働いてもらった(もっとなまなましい表現がふ
さわしいのですが)」という実感がある訳で、そういう「有象無象」のスケッ
チから「地味なもの」を選ぶとなんだかセンスがあがった気持ちがしたりし
て。

地道はいいけど地味はね。そういうものです。

派手は下品かもしれないなあと漠然とみんなの中にはあったりするのですが、
そうかといって「地味」が上品かといえば、これは相当に「高等」な話でそう
簡単に好例は見いだせない。

例えば「黒ずくめ」の服装をしていたら地味かと言えばそうじゃないですね。
威圧感もあるし、「地味をねらった実は暗い派手」なかっこうかもしれませ
ん。

絶対的な「地味」というのは、「なにかに極端に走らない」そういう意味だと
思います。

写真は、先日ビックサイトで開かれたイベントに参加されていたコンサルティ
ングをさせていただいている旭製作所の総合カタログの表紙です。

わたしは直接デザインに関わっていません。ただお話させていただいているの
は「正直に素直にそのままに」そういう事かと思っています。

まだ中の紙面は「字が大きかったり」「太かったり」「色が多かったり」す
るのですが、この表紙にはびっくりしました。 いい地味。


地道を地味に読みやすいサイズで色で表現する。そういう感じです。

そうそう「一見黒に見えるけれど黒くないグレー色」これがポイントかなと
展示会を見て回った感想です。 ジミーブラック

11:25 AM