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June 30, 2009


すてる技術とは

先日の講義からちょうど一週間がすぎました。

その時に学生さんに話しした話題をひとつ。

『「捨てる技術」という事が本をはじめメディアでも話題になり、みんながい
かにモノを捨てることに困っているのかを知る訳ですが、わたしは「捨てる技
術」の本質にあるのは「捨てられる覚悟」があるのかどうかだと思います。』

『モノだけならまだいいですが、人間関係において自分が「捨てる」という立
場であることがいったいどれだけあるんでしょうか。つまり捨てるんじゃなく
て相手から「捨てられる」事もどんどんあるわけです。』

『「捨てる技術」と言うときには「捨てられた痛さ」というものが背景になく
ちゃいけないんじゃないでしょうか。』

なぜこんな「哲学的」なお話を学生さんにするのか。それは社会に出れば多く
の人が「デザインから捨てられる」かもしれないからです。もちろん会社自体
からも。

すべての人が「オペレートする立場」ではないわけで、本の中ではそうかも
しれませんが現実にはそうはいきません。

『わたしは時間が大切だからいろんな人と会わないようにしてる。』そういう
人がいたとしたら、わたしはその「大切な時間と引き換えに捨てられちゃう
人」だと自分のことを思います。

いやそういう思いはできればしたくない。ゆえにわたしは「捨てる技術」に
かかわるものは学ばない学べない。ほんとうはどきどきの話だと思いますよ。

07:26 PM