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May 31, 2009
黄金視
わたしはデザインをするにあたって「黄金比」を用いた事が一度もありません。
数学に造詣が深くないという事もありますが、それ以上に感じているのは、例
えばプロダクトで「黄金比」がそこに当てはめられていたとして、縦ヨコ高さ
がある場合において(ほとんどありますが)その黄金比が「見える」というポ
イントはとても限定される訳です。
わたしはプロダクトデザインというものはプロポーションがとても大切だと
思っていますが、それはその機能や条件に相当に左右される中で生み出される
ものだと考えています。
そんな中で黄金比が使える事はとても「しあわせ」なことかもしれませんが
大方のものではそういかない。
じゃあどうするか。それは「自分の身体を少し動かしてそのものがきれいに見
えるところからそれを見る」ことじゃないかと思うのです。
いろんなものが輝いて見える角度を見いだせるチカラのことを「黄金視」と呼
びたい。
05:58 PM
May 30, 2009
先端のおはなし
一年が経ちました。
去年も東京大学駒場リサーチキャンパスの一環である「先端科学技術研究セン
ター公開」に行ったのですが、そこから一年が経ちました。
「一年は長い」とよく書いているわたしですが、去年訪れた時のインパクトが
強すぎて克明に覚えているのでなんだか一年が一月ぐらいに感じました。
ほんとに東京大学は駒場も本郷も気持がいい。ぼーっとしていても「考え事」
をしているように感じる知的な空気に満ちています。軽くてごめんなさい。
上から四つ目の「黒い」写真はなにかといえば水槽(巨大な)で動作している
「潜水探索ロボット」の勇姿。『ウインドウズで操作しています。』という説
明員の方の説明が妙に記憶に残りました。
昨年同様今年もNosignerさんがポスターや行き先案内板・パンフレットを
担当されています。 今日も小雨気味でしたが、昨年は雨が強くて彼が作成し
た建物の下のピロティー(空間)に繰り広げた巨大な会場全体地図が十分に
その働きをみんなに見てもらえていないのが残念でした。
このイベントとても興味深し、なにより日頃見る事の叶わないすぐれた建築群
を観るだけでも面白いので来年はぜひ。 建築群といえば一番下の写真は柳宗
悦が作った「日本民芸館別館」のすぐ後ろに先端研究所が位置しているという
ことを示しています。
家から先端研究所にある時計台がちょこっと見える。「先端の先端」






06:29 PM
ハイブリッドデザイン

南政宏さんからインテリアライフスタイルショーに出展をしますという案内を
いただきました。
南さんは、昨年のPdwebコンペの最優秀賞を獲得した人であり、同じ年のコ
クヨデザインコンペでも入賞された次代を担う俊英のデザイナーです。
お知らせ頂いたメールで目に止まったのが彼がデザインした「木馬」です。
木馬とはいえモチーフは「熊」。二匹の色の違う熊があわさってひとつになっ
ています。
ご本人の書かれた説明文にはこうあります。
___________________________________
これはホッキョクグマとグリズリーをモチーフにした子供用木馬です。
今、地球温暖化の影響で、北極の氷は溶け、ホッキョクグマは住む場所を失い
始めています。
この木馬ではホッキョクグマが、その溶けて割れてしまった氷をたどたどしい
足付きで歩いてゆく姿を現しています。
一方、温暖化の影響でグリズリーの生息可能な緯度が上昇し、ホッキョクグマ
とグリズリーとの間で交配されたハイブリッドベアの生息が確認されていま
す。黒いクマはそのグリズリーを表現したもので、地球温暖化で変化する生息
環境を示しています。
___________________________________
さっそくわたしは「ハイブリッドベア」を検索しましたが、身体の色は白いけ
れど肩の盛り上がった爪の長いグリズリーの特徴をもった熊が確認された事が
書かれていました。
テーマは深いのですが、見た感じはあくまでも「かわいいコグマ」です。
わたしは南さんのデザインに見る「この感じ」もまた「ハイブリッド」だと
思うのです。
ここで話が少し飛躍しますが、わたしはこのところ新発売がつづいている携帯
電話を紹介するテレビを見ていて、つくづく一般的にはデザインというのがと
てもわかりやすい特徴を備えていなければ「扱ってくれない」のを感じまし
た。その製品の完成度が高くても『これは成熟したデザインですね。』とか
『納めがすばらしい。』なんていうコメントは短い時間には紹介のことばと
して浮かんできません。
わたしは改めて初代のinforbarが良く出来ていたと思うのです。
それはぱっと見「キャッチー」で「可愛い」。言葉を換えれば「かるーい」文
化を反映しているようにも見える。それでいながらこれまでにデザイナーが
なし得なかったある「壁」を越えている。 つまり「重い」部分がちゃんと
備わっていた訳です。
そのことを「ハイブリッド」という表現するのは、いささか異なるのかもしれ
ませんがわたしはふつう「融合」しないものがなされたという意味で「ハイブ
リッドデザイン」という気がするのです。
そして南さんの「木馬」に話を戻しますが、ここにあるかわいらしさと底に
流れている地球環境への思いというのが、受け手には「どちらとも」解釈して
かまわない自由さが「ハイブリッドデザイン」だと思うのです。
また「消えて行く生物や生態系への思い」と「新しいものを生み出す」という
気持の「相克」もまた「ハイブリッド」な気がするのです。
南さんのデザインにはもうひとつ「ハイブリッド」があります。
それはグラフィックデザインのセンスも備わっているということです。プロダ
クトとしての完成度とそれを包む説明する世界としてのデザインのチカラが
バランスしているという点です。
02:38 PM
May 29, 2009
空気

これは「空気」だなあ。そう写真を撮りながら思いました。
JR西日本のICOCAと異なりJR東日本のSUICA用のチャージ機はまったく
地味であります。 地味にしました。この写真の場所では機械の後ろにある柱
の色と同化してミドルグレーの部分だけが見えているように感じます。
わたしはICOCAで実際に使われている状況を見て最初から「宣伝スペース」と
して横を「開けて」おきました。 が本来のカタチにとどまって使用されてい
ます。
多分カードを使う事、携帯でも使える事等々、この5年ぐらいでチャージに対
する「役割」と「理解」と頻度が変わってきたんだと思います。
空気になることは嫌いじゃない。
10:08 AM
May 28, 2009
微糖というよりかは微妙
今朝テレビの情報番組でサントリーの缶コーヒー「BOSS贅沢微糖」の新しい
コマーシャルの紹介をしていました。
いつも豪華な配役のこのコマーシャル。今回は陸上編。
マラソン・短距離の有名選手が登場します。と書いて本題はこれから。
そのコマーシャルの終わる寸前に歩行者信号機がちらっと映ったのですね。
たぶんそれはLED薄型歩行者灯器。あの角の丸さ・・・・・。
微妙であります。それにしても「関係者」というのはほんの0.数秒でも「ぴぴ
っと」するものですね。信号機にぴぴとするようになるとは想像もしておりま
せんでした。
もちろん「勘違い」だったらこの文はぴぴっと無くなります。
01:33 PM
明るく前向きに
加藤さんのブログFORM_Story of designで、先日開催された岡田栄造さんの
トークイベントについての文章「デザインを語ることの難しさを知る」はとて
も重要なことに言及されていると感じました。もちろんそれはトークの内容に
あるのですがそこにさらにデザインや建築のライターをされている加藤さんの
日頃の思いが重なっているからですが、その上にわたしも取材される側であ
り、書く事もしているという自分の思いを重ねて読み取ったからですが。
長文で内容が濃い。更新されない期間が長かった理由がうかがわれます。
日頃「コピーアンドペースト」で他の人の書かれた文章を引用する事は避けて
いますが、この力作で的確な文章は、どうしても「コピペ」したくなったので
お許し下さい。
『一方、お二方とも読者としてはデザイン誌はあまり買わないという。人の原
稿はあまり読まない。そもそも文芸誌と異なり、雑誌を隅から隅まで読む、と
いうこと自体前提としてないのではないか?雑誌には極端な話、いい写真とい
いタイトル、いいキャプションがあればいいというのは御二人に共通の意見の
ようである。』
わたし自身先日ブログGreenboardに『最近は、デザインに関する情報を見な
いようにしております。そしてイベントにも足を運ぶ事もあまりありませ
ん。』と書きました。 このイベントにも伺いませんでした。
その一方加藤さんはこう書かれています。
『また責任のある立場の人の発言の影響力の強さも改めて実感し、それに思い
を巡らす良い機会にもなった。例えばそれは、もしこの会場に来た人が今回の
藤崎さんと岡田さんとのトークのなかにあった、デザイン雑誌は買わない、
というところを深読みもなく言葉どおりに真意にとってしまったとしたら?
僕ら同業の者はその言葉を世のデザイン誌を手がける一流の編集者による、自
戒の意味を込めての言葉=苦言と捉えることが出来る。しかし会場に来た一般
のデザイン好きの人たちが、それをデザインの書籍を手がける現場の本音とし
て聞いてしまったとしたら?僕は影響力を持つお二方の発言だけにそんな不安
を覚えた。』
岡田さんも対談された藤崎さんもこれまでどれだけの本を読み雑誌を読み、さ
らに情報を生に経験するためにそのイベントなり建築に実際に足を運ばれて文
章を紡いでいることは「ちょっとした一文」で十分に感じています。
同様にわたしがこれまでどれだけのデザインに対して知識を重ね(自分で書い
ちゃいけない部分ですが)てきたか、「それがあった上で今は見ない・読まな
い」と伝わっていなかったら。
どうして「見ない」ところに行き着いたか? そこに対しての疑問と仮説(昨
日も同じ事書いてますが)を感じてもらえなければ「行間する」のも意味は無
いのです。
『現状のデザイン誌はなぜ面白くないのか?デザイナーじゃないからデザイン
そのものの批評を読んでもしょうがない、読者に読んでもらう為にはなにが必
要なのか?藤崎さんは自己批判をしながら模索する。』
ブログで書くことに関しては、藤崎さんもトークの中でおっしゃっていたよう
に、ブログといえども実名で書く以上、書きながら自分で文章を編集しデザイ
ンしているのだと思う。』
わたしはこのところ書店にいってデザインを扱っていたライフスタイルマガジ
ンが殊更姿を消していったことについてずっと考え続けていてひとつの結論に
至りました。 『そうか、雑誌を作っている人もデザイナーなんだ。だから
アレンジが必要で「自分の色」を求めている。しかしながら「独自のアレン
ジ」と思ってしていたことが、同時期に同じ「ソース(情報源)」に頼って
作っているので、実は読む側には「同じデザイン」に映っていたし、扱われる
人が「一部に限定されている」ということに自覚しないまま「扱われない人」
を生んでいる事に対しても「痛み」とは思われないんだろう。』
その「ソース」が、実は巧妙なシステムや広報活動や広告だったとしたら。
もし雑誌を作る側が「デザイナー」であるとしたら、わたしが「編集者」に
なったらどうなるのか。それがこのブログでもあります。
いや大事なのは『みんなわかってない(くれてない)』と思わないでもっと
読み手には賢明な人達が多くいる事を信じる事ではないかとわたしは思いま
す。
まだまだ続きはありますがまずはここまで。
10:39 AM
May 26, 2009
相矛盾するのですが
最近めっきりとブログを更新する回数が減っています。
以前は『このところ言葉が不作です。』と書けない事を表現した事がありまし
たが、今は別段言葉も出来事も「不作」でもないのです。
じゃあ原因はなにかといえば、わたしのブログの良き「読み手」「解釈者」が
すぐそばにいてブログで書くような内容をすぐ「話題」として話してしまうわ
けでブログに書くに至る前にその内容についての「感想」と「感慨」を聞けて
しまうからに他ありません。
まあ公開ラジオのように聞く人と聴く人が同時にあればそれはまたそれで成立
るのですが、そこまでのものでもないのでそこまでです。
プロとアマチュアの差はどこにあるかといえば、「同じ内容を書く事・話す事
を繰り返せるか」。 まあ「既に話した事を忘れちゃってる」という老化現象
的にはわたしも繰り返してますが、講演会が立て続けにあるとつくづくわたし
は話す事についてアマチュアだと思います。 内容が「かぶる」ことにとても
耐えられないのです。
わたしは一つの「仮説」というか「疑問」が浮かんだ訳です。
気心の知れたスタッフがまわりにいながらも、ブログを日々書き続けている人
は、ブログに書くような話題をまわりに「話さないようにしているのか」それ
とも「それを話すのは2回目として反応をベースにさらに内容を強化して書い
ているのか」「スタッフはすぐそばにいない部屋で書くのか」とかとか。
プロというのは「同じ事を繰り返し話せる書ける」「圧倒的に話題が豊富で
一度も言った事の無い話が際限なく出てくる」このどちらも持ち合わせている
事を指すのかもしれません。
わたしはちょっとはプロダクトデザインについてはプロかもしれません。
「同じモチーフ(わたしの場合は円筒形でしょうか)を繰り返しカタチにして
いる」わけですから。それは「繰り返しはカタチを理解(してもらう)して
もらう有効なスタイル」だと思っているからです。無理しちゃいませんよ。
他のカタチも考えられる上で「選択」しているのですから。
03:33 PM
May 25, 2009
時代とともに

先日の話を聞いてさっそく土曜日に「日本橋高島屋」へ行ってきました。
文具売り場には「Primario」がアクリルケースに入った状態で並べられていま
した。タイミングとして「父の日」のプレゼント用のものが選ばれているよう
でした。
文具売り場と家具売り場を主に観てまわったのですが、選別が進んでいて展示
点数を極力減らしてその中で高級(高価)で定評のあるモノが並んでいること
です。家具であればカッシーナ、アルフレックスという有名なメーカーが並ん
でいました。文具売り場でも同様で、さらにいえば、まだ「流行が来ていない
けれど良いモノ」をいち早く特集的に展示されていたりします。たしか伊勢丹
新宿店も同様の状態だったように思います。
以前その伊勢丹の状態を見て『同じものでも近くの家電量販店や家具店へいけ
ばもっと安く買う工夫もできる。それでもあえてデパートに行く人は、「それ
を考える時間」を省いて「センス」を買いに行くわけです。』つまりデパート
が家具や家電の「コンシェルジュ」の役割を担っているのです。
わたしは何度もバイヤーの重要性を書いてきましたがことさらその事を土曜日
の高島屋で新たに感じたのです。
そういう中にあって特筆すべきは、±0をはじめ照明器具やマルニ木工の家具
等、深澤デザインのものがいくつも展示されていることでした。
深澤さんのデザインとそのものがカテゴリー(領域)を越えて「ブランド」と
して成立しているそう感じた夜でもありました。
11:24 AM
May 22, 2009
タイミング

今日は、ミッドタウンにある5th Alley Studioで、タケダデザインプロジェク
トの武田さん高地さんと会った。
昨日から日本橋高島屋で、Primarioの展示販売が始まったと聞く。
そういえば日本橋高島屋は、百貨店建築で初めての重要文化財にほんの5日ほ
ど前に指定されたばかり。
この時期にあって売り先が広がっていくという事は、ほんとにすごい。
六本木のミッドタウンにある5th Alley Studio。銀座にある伊東屋。そして今
回の日本橋高島屋。名前を書いているだけで居住まいが正される感じがする。
この時期と言えば開発段階の時期がガソリンの高騰に重なり、金属材料の値段
は毎日のように上昇していたし、発表したのは昨年の9月の末で株価の下落が
続くという、タイミングとしてはまったく「最悪」だったかもしれません。
さらにいえばこのところライフスタイル関連の雑誌がどんどん姿を消してかつ
てのように「デザイン物」を掲載されるチャンスがとみに減っているわけで、
どう考えてもタイミングとしていいことは見当たらない。
それこそが「いいタイミング」だとわたしは思っています。0スタート。
そういう「感じ方」がデザイナーの私だけであったらそれは自己都合の勘違い
にすぎませんが、そういう感じ方をタケダのおふたりもしてくれているところ
がうれしいわけです。
ちなみに今5th Alley StudioではJIDAデザインミュージアム選定記念のイベン
トを展開してくださっていますが、そこには次の製品試作も展示されていま
す。今年もどんどん新製品を作りますのでたのしみにしていてください。
04:58 PM
May 17, 2009
小学生にはむつかしい
今月のブックレビューでわたしは内田樹さんの「先生はえらい」を取り上げました。
なんだか軽い内容の紹介になっていますが、わたしはブックレビューで心がけ
ているのは『こんなに本の内容を読み込んで解釈出来るんだぜ。』という事を
書くのではなくて『とにかくこの人を知っていると人生がちょっと豊かになり
ます。』と、書店の店頭で本を手に取って説明するひとりの店員さんのような
心持ちです。まあそんな書店は見た事はありませんが。
内田樹さんは、わたしがいろんなことを考える上での「基軸」になっていま
す。リファレンスというのでしょうか。
しかし、内田さんをコンスタンスに「好きでいる」事はなかなかに困難です。
時には反発を感じたり違いを感じたりしないわけではありません。でも時間が
経つと自分のこころもちがぶれていて内田さんは「コンスタント」なんだなあ
と思える。そこに思考の深さを改めて感じる訳です。内田さんは片時も忘れる
ことなく思索を続けているのそんな感じでしょうか。
ブックレビューでも触れていますが、「似たような事を感じていてそれをしっ
かりと文章化されている」そういう世代的に近い「智性」をありがたくも感じ
るのです。
内田さんをわたしに「輸入」したのはI君でした。(ちなみにI君は内田さんの
名前を息子さんに命名されたので、どれだけ心酔しているかが判ります。)
当時はその名前を知る人は多くなかったと思います。
わたしにとってI君は鎖国時代に長崎の出島やってきたオランダ人貿易商のよ
うな存在です。(自分では鎖国していないと思っているわたしが問題ですが)
『これしってますか〜?』流暢な日本語(I君は日本人ですが)で知らなかっ
た「人やモノ」をわたしに見せたり聞かせたりしてくれるわけです。
へーとかほーとか民謡の間の手のようにわたしは内心驚きながらも会っている
時は『そうなんだ』とさして気の無い返事をしておきながらエレキテルでうご
く「画像機」でわたしは、I君が「国に帰った後」しっかり確認して数日後に
は、別の人に『内田さんで知ってる?』とやるわけです。
そんな貴重な情報の見返りがわたしの「自分の話」というまったく輸出入のバ
ランスのとれていない「貿易」を20年以上続けていてくれています。
今月のブックレビューを紹介するにあたって内田さんのブログにふさわしい文
章を見いだしたのでそこを手がかりにしたいと思ったのです。
それが「小学生にはむつかしい文章」です。
もちろん「おとな」が読めば内田さんがこの文章に込めた「真意」を感じるこ
とができますし「難しい」というのが表現というよりもテーマそのもの含んで
いる事が「むつかしい側面」を持っているからだという事も推測出来ますが、
そういうことを置いても胸に届くものがあるいい文章だと思うのです。
内田さんを知ると「ものを考える視点」があらたにひとつ(複数かも)増える
事になるんだと思います。
02:19 PM
May 16, 2009

10:49 AM
May 15, 2009
テープカッター
会社案内のようなしおりを作ろうとしているのですが、そこで使う写真を先日
来ブログに掲載しているわけです。
わたしの横にある机の上に白ボール紙をひいてその上にちょこんといろんな製品
を置いてコンパクトなデジタルカメラでちゃちゃっと撮影しています。
天然光。
景色の「空気感」は撮れないと感じていたのですが、妙に「モノの空気感」が
写る事に気がつきました。
実際に使っているモノをあまりきれいにしないで撮っています。人間で言うとこ
ろの「すっぴん」に近いものを感じます。

05:04 PM
May 14, 2009
シードをデザインする
先日のJIDAデザインミュージアムにキャノンの大型プリンターが選定された
事がわたしは殊更嬉しかった。
なぜならデザインしてからすでに5年近く経っている事と、なにより「子孫」が
いっぱい殖えていることがそのデザインの「種」が的を得ていた事の証のように
思えるからです。
円筒にはこのように「二本」のものもあれば「一本」のものもある。
フリーランスデザインのわたしが言うのもおかしいのですが、「わたしがデザイ
ンしなくてもわたしのメッセージが伝わるカタチ」そういうデザインの有り様
が好きなのです。
06:47 PM
May 12, 2009

10:54 AM
今日からよりどり緑かな
今日5月12日火曜日から「グリーンボード」はじめました。
何日か前に書いていますが、わたしはこれまで以上に80mmやPrimarioを積
極的に「売って行きたい」そう思いました。
そのためには、この場を広告・広報の場として有効に活用したいと思っていま
す。
しかし他方、デザインの世界について様々な事を考え続けてもいる。この両方
の話が出たり引っ込んだりするのはなんだか不思議に思えたのです。
その不思議さこそがわたしの有り様であり面白さかもしれませんが、そういう
「面白さ」はね。
というわけでふたつの選択肢というか読みどころを作りました。
09:45 AM
May 09, 2009
8点の自覚 8点の責任
昨日は、「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.10選定証授与式」が
六本木のAXISギャラリーで午後1時過ぎから開かれました。
AXISギャラリーの広い会場が、受賞対象企業の責任者や担当者と来賓によっ
て埋め尽くされた感があってそこはかとない緊張感と受賞の喜びの感情に満た
されていました。
今年選定された製品・商品は40点でした。
昨年グッドデザイン大賞を受賞したトヨタの「IQ」や、同じく金賞のリコーの
デジタルカメラ「GR DIGITAL 」や良品計画とトーネットが共同制作した無印
のバウハウスのデザインを甦らせた「スチールパイプデスク/チェア」、JAL
のビジネスクラスに導入されたGKデザインによる「シェルフラットシート」
など多岐にわたって「今のインダストリアルデザイン」をセレクションしてい
る。
デザインミュージアムの最大の特徴は、日頃見かける事の少ないものや地方で
作られている商品をJIDAの会員によるネットワークを通して見出してくるとこ
ろにあります。ゆえに見ていて「おもしろい」。
今年で10回の節目を迎えたセレクションですが、これまでの選定商品は総計
で373点にのぼる。のぼると書きましたが、逆に言えば毎年1000点を越える
グッドデザイン賞に比べれば10回をあわせても400点弱しかないという言い
方もできるのですが。
そういう中にあって今回の選定を含めてこれまで8点の製品・商品を選んでい
ただいているわたしというプロダクトデザイナーが、工業デザインの世界で役
割と責任を担っている事を自覚せざるをえませんでした。
今回、セレクションが10回目という節目を記念して会場の入り口に、JIDAに
関する歴史を紹介するコーナーが設けられていましたが、そこに写真にある
柳宗理さんのデザインしたコロンビアの音響機器が置かれていました。
この製品は、柳さんが昭和22年に毎日新聞社主催の第一回工業デザインコン
クール(後の毎日ID賞)で特選一席に選ばれたデザインを製品化したものであり
戦後日本の工業デザインにおける先駆けとなった記念すべき製品です。
柳さんがプレーヤーで受賞した30年後に、同じ特選一席を同じように音響機
器でわたしも受賞をしました。
わたしにとって社会人のスタートにあたってこの大きな賞を得た事が、ずっと
プライドであったのですが、同時にその20数年前に役割を終えたコンペとの
脈絡を、自らしかふれる人もいないのですが、わたしの中ではずっとその賞を
うけた人が活動を続ける事に大切があると感じていました。
こうやって選定式に「同席」できたことを嬉しく思いもし、これからも「工業
デザイン」の世界を通して大勢の人に快適をプレゼントして行きたいという
気持を新たにした日でもありました。
08:19 PM
May 07, 2009
まず自らが愛用者である事

あるセミナーのために製作中だったパワーポイントのタイトルを「まず自らが
愛用者である事」としました。
それは、自分のためにデザインするというわけではありません。わたしは自分
の造形を見せるためにデザインを作品にしたいわけではありません。
もっとも「うるさいユーザー」であろうとしているのです。 そういうユーザー
の「実際」にその製品が答えているかを検証しているのです。
幸いというか幸せな事にその多くの製品を使い続けて「いられ」ています。
わけてもこのHUBSTYLEは発売当初から1年半近く使いつづけてすっかり「見
えないもの」に近づいています。
最近、使っている人を見かける機会が多くなっているのもうれしい。
10:47 AM
May 06, 2009
書く事 デザインすること
この連休はいろんな意味で、というか考える上でいい「piano(踊り場)」で
した。(過去形です。)
思いました。書く事、ことさらここに書く事が「書きたいだけである」ことだ
と。
以前からブログ書いたって仕事につながらないよとは書いてましたが、そうい
う事とは、どうもはなからわたしの書く事とは関係がなかったようです。
書く事によって得られるものはちゃんと得ている。そう感じています。
これは「デザイン活動」の報告書ではないんですね。 デザインそして芸術さ
らに人生にたいする自分の思いを綴っているんだと。
人生とか芸術という「大上段」な表現は僭越な言葉だと、わたしは殊更さけて
きました。
でも思ったのですよ。自分がすでに「良い歳」だと。なにを「避けなくちゃ」
いけないのか。 それは避けるどころか別の言い方をすれば「ずるい」とすら
思うのです。
たぶんそれはインターネットやブログの「年齢」にあわせたのかもしれません
が、わたしはブログ向けとしてことばを文章を作っているのではないと思うの
です。
本であれば「編集者」がいてさらに上に判断する人がいてという「プロセス」
があるので、そこに依頼(たよって)して書くのかもしれませんが、わたし
自身が編集者として機能し(あくまでも観念のはなし)、わたしに文章を
「依頼」すると思う事にしました。
なにが変わるとは思いませんが、わたしの中では変わったのです。
02:45 PM
May 05, 2009
項目を追加しようと思っています
わたしはこの連休を使ってずばっとした文章を書いているのです。そんなことを
先に書くのもはばったいのですが。
そういう中で「選定記念でキャンペーンしてます」と告知を入れたりするとなん
だかその記事同士がお互いが『あれっ』と顔を見合いそうで、そういうのは
わたし自身もそうですが、読む人にとっても『あれっ』でしょうね。
今年(四月から)は、80mmを積極的に売ろうと思っています。そして同様に
Primarioもどんどん新製品を増やして店舗も広げたいと思っています。
つまり「売りたい」という気持を明確にしてその気持にあった行動をしていき
たいと思っているのです。
ここに書きたい事と、そういう売りたいという気持をここに混在させるのには
限界に来たように思っています。
ということで、新たにこのサイトに項目を付け加えるべく、有馬くんに相談を
しました。
07:24 PM
記念
JIDA(日本インダストリアルデザイナー協会)によるデザインミュージアムの
選定も今回で10回を迎えました。5月7日からAXISギャラリーで展示会が開か
れる事は、すでにここで告知していますが、そのイベントに連動して、選定を
していただいた「Primario」のキャンペーンを展開することになりました。
takedaのサイトでもお知らせが掲載されると思いますが、タケダでのインター
ネットショッピングか、六本木ミッドタウンにある5thAlleyStudioで期間中に
お買い上げ頂いた方10名様(各店舗に5名分)に「80mm」をプレゼントしま
す。
プレゼントは、どの製品をお買い上げでも適応されます。
07:04 PM




