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April 22, 2009
生産の現場
わたしが最近よく口にするのが「リアル」という言葉です。
リアルとは「なまなましい」「全部さらけ出す」とはちょっと違うと思ってい
て、そこにはちゃんと「デザイン」というか「整理して伝える」という意味も
含まれていると思っています。
そういう意味でまさに今回Pdwebで取り上げていただいた「takeda design
project」に関する記事は、デザインが生まれる現場が、こちらに伝わってくる
「リアルな記事」だと思っています。
もちろん当事者ですから、そこは差し引いて受け止めていただいて結構なんです
が「おもしろい」と思いますよ。
06:11 PM
April 21, 2009
経時変化
最近なんだか急に「ビンテージジーンズ」なるものに興味が湧いて来ました。
さりとてそういう「希少性」のあるものを自分がどうこうするわけではないの
ですが、どうやったらそういうものを「再現」できるかそこに興味が湧いてい
るわけです。
ジーンズは自分もかなり長い間履いていますが、不思議なのはそういうビン
テージや「ビンテージ風ジーンズ」にあるようなすり減り方をしないんです
ね。普通に長くはいていても。
特に「膝の部分が白く色落ちする」というのが、自分の日常生活の「作業」で
はありえないんですね。
ふしぎふしぎとても不思議。なぞに近い。
わたしがすり減るのはひたすらおしりの部分でそれは自転車のサドルとの
「摩擦」によるもので、ビンテージのように「お尻全体が均等に」なんていう
ことにはなりません。
あらためてビンテージは日常生活の長い集積だと思うんですね。肉体的に楽な
生活からはああいう風合いは生まれないのかもしれません。
10:49 AM
April 19, 2009
ICOCAのたたずまい



「日常をデザインする」というテーマで5月のセミナーでお話しようかと思っ
ているのですが、そういう「普段の生活に溶け込んだデザイン」の一例として
「ICOCAの入金機」も紹介しようかと先日事務所で話をしていたので、今日
「Lablog」で取り上げていただいたICOCAの写真はタイミングが絶妙でした。
「すっぴん」と題されたその写真は、路線案内から察するにたぶんJR京都駅
かそこにつながる地下鉄の構内か思いますが、まさに5年ほど前に大阪に導入
された当時のままに見えます。
最初に導入されたものか、最近設置されたものか、この「距離」ではわから
ないのですが、もし5年前のものであれば、その外観を美しく保って使用し
てくれていることに感動すら覚えます。
なぜ「すっぴん」という表題になっているかといえば、大阪に導入された端末
の多くのが「かものはし」くんに変化したからです。
ここから先は写真をおかりした「HASH BLOG」の文章を読んでいただこうかと
思います。
むすびのことば「すっぴんよりもさらにすっぴんだった」。
03:24 PM
お昼

最近のたのしみは珈琲タイム。
事務所から程無い商店街の中に「堀口珈琲研究所」があるのですが、そこの
「上原ブレンド」「富ヶ谷ブレンド」というやさしい味にブレンドされた豆を
買って来ては、これまた最近事務所にやってきたロエンタのコーヒーメーカー
で入れて飲む事です。
ロエンタくん「巨大」ですが、安心感と安定感が抜群で、そのおおきなからだ
から抽出されるコーヒーがとてもおいしいのです。
わたしはミルクを入れて飲んでいますが、そのミルクとの相性もとてもいい。
たぶんひとりでいたらきっとこんな「コーヒータイム」はおくれなかったで
しょうね。
そして所帯が増えてはじめたのが「給食制度」。お昼前に仕出しのお弁当屋さ
んに電話してその日の状態にあわせてオーダーをしています。
このふたつの組み合わせのおかげで、お昼時に外にでることが無くなりまし
た。
もちろん経費を下げる効用があるのですが、それ以上に良かったと思うのが
仕事の腰が折られないという効用です。
まあそういう生活もまだ「新鮮」な段階なので数ヶ月すればまたちがうシステ
ムになっているかもしれません。「まずは満足」そういう感じであります。
ロエンタについてはまたの機会に。
10:35 AM
April 18, 2009
どうあったほうがいいのかな
もうすでに一ヶ月程が経つのですが、加藤さんの「FORM_Story of Design」
で「勝ってメディアの可能性」というエッセーが掲載されていました。
わたしはこの一文を読んですぐに加藤さんに電話をしました。『今日のエッ
セー面白いですね。しかし なんですよね。勝手メディアという話もなるほど
と思いますが、わたしにしてみると本来「メディアは勝手」なんじゃないかと
思いますね。』と話しました。
そう話したのはいいのですが、じゃあそのことをどう書くのがいいのか考え出
したらすっかり自分のブログを更新できなくなってしまいました。
(加藤さんのエッセーが掲載された3月13日にムラバヤシさんの信号くんの
文から次の話まで一週間とんでしまいましたし、その後の更新スピードも遅く
なってしまいました。そして文章も急に難しいというかある意味おおげさな話
が多くなってしまっています。)
最近デザイン家電についての記事をほとんど見なくなっていることと、5年前
とかにしきりとデザインに関する記事が多かった雑誌が書店から姿を消してい
る事についてどう書いたものか考えあぐねていたタイミングと一致してして
いたこともあって、すっかり考え込んでしまいました。
どう書けば「納得」してもらえるのか。そこを考え出すとこれから書く事は
どう考えても「イエス」だけで成立するとは思えないわけですからむつかしい
ですね。
『もやもやしてるんですよね。』という事まで書いてここまでとします。
11:50 AM
April 17, 2009
精度を上げる

あたらしいスタッフが仕事に加わって2週間が経ちました。
わたしが人を増やした事は、なにも「手広く」仕事をやろうということではあ
りません。 もちろん結果として「手広くなっちゃった」という分には、とて
もハッピーにはちがいはないのですが。 たぶんいままでどおりまったりとし
た日常だと思います。
そうであっても人を増やしたいと思ったのは、デザインの質と精度を上げたい
という思いに他なりません。
わたしがやるべきはずっと使い続ける事が出来てそれでいていつも新鮮な
工業製品を世に生み出す事です。
そういうデザインはしっかりと時間をかけて生まれるものだと思います。
02:14 PM
April 13, 2009
生き物




先週、「80mm」の打ち合わせの為に愛知県瀬戸市にあるセラミックジャパン
に行ってきました。
以前から80mmでお世話になっているセラミックジャパンを今更紹介するの
も変な気もしますが、先日松屋で開催された「NIPPON VISION」でも
「愛知県」を代表して、昨年東京国立近代美術館でも展覧会が開かれた有名
な陶芸家小松誠の手による「インフィニティボウル」が選ばれています。
その「箱」の中に一緒に収まっているのが以前の会社の創業者の生家である
酒造会社の「ねのひ」だというものも感慨深いのですが。
「80mm」を安定して供給することを目指して現状の洗い直しが目的でし
た。
パッケージデザインも新しくして「黒バージョン」もラインナップに加えるよ
うに試作を進める事になりました。
現在、80mmをひっくり返した時に見える底中央の2mmほどの穴(以前のも
のより径が小さくなっています。)に焼成後シリコンを注入して密閉をして
いますが、今後はその上にシールをさらに貼って密閉性の向上を図る方向で
検討を進める事になりました。
今回一度に300個あまりの「80mm」をチェックしたのですが、改めてとい
うかはじめて「焼物」という製品が「生き物」であると感じました。
ぴんぼけの写真を載せていますが、これは80mmがよくみると「いびつ」
「いがんでいる」ことを見せたかったのです。
すでに買って使って下さっているみなさんも「漠然と見ていたときはとても
きれいなただの円筒」だと思っていたのが、実際に日々使うと案外に「へこ
み」や「ムラ」のようなものに気がつかれた事でしょう。
「そういうもの」というといい加減に聞こえるかもしれませんが、300個
見ても「ただの円筒」はひとつもありませんでした。
素焼きの状態の写真も載せていますが、素焼きの状態ではほぼ「完璧」です。
1300℃という高温の中で耐えて耐えてできた「証」がそこにあります。
10:33 AM
April 12, 2009
らしさ
何年か前、出張先のホテルで夜中に目が覚めてつけたテレビに釘付けになりま
した。
画面には若手アーチストの活躍の紹介とともに、ニューヨーク近代美術館の
キュレーターの話が出て来ました。その人物の言葉に釘付けになったのです。
『ニューヨーク近代美術館のコレクションに対するコンセプトはニューヨーク
近代美術館「らしからぬ」ものをセレクトし続ける事にある。』
ぼーっとしたねぼけた頭にゴーンとその言葉が飛んできました。
ふだんなにげなく使っているそれも案外頻繁に使っている「らしさ」という
言葉は、考えてみるとはなはだ曖昧でそれ自体つかみどころがありません。
逆につかみどころが無いおかげで使いやすい便利な言葉でもあるからでしょ
う。
「らしいねえ。」「らしくないねえ。」どちらもいい意味なのかその反対なの
か時と場合と相手によって千変万化する言葉です。
つまり「らしさ」の本質というか「その場での意味」を共有するのは難しい
んじゃないかと思うのです。
意味の多様性ということに於いて現在の表現の王者「可愛い」ということばの
大人型かと思うぐらいです。
さらにややこしいのは「らしさ」という言葉は、土星の輪のように「さらに外
にさらに外に」何層も広がりがある。
「xxさんらしい」「xx会社らしい」「xx国らしい」等々。一層目では「いい
意味」だったのが二層目では「そうじゃない」かもしれません。
そういう難しく複雑に絡み合っていてそれでいながら「安易」でもある
「らしさ」を見つめるにはMomaのキュレーターのように「らしくない」を
科学する必要があるかもしれません。
なぜなら「らしい」というよりは「らしくない」という言葉を使う方が「言う
側に責任」があるように思うからです。
そういう意味ではわたしも「わたしらしさ」の再発見のために10年間(!)
も「らしくない」を探し求めましたからその意義について多少は話せるかと感
じております。
なぜ10年も彷徨った(研究した)かといえば、わたしの「らしさ」は自分の
「原型」が学生時代に知ったドイツやイタリアのデザインと現代美術がベース
になっていて、本人としてはちっとも「生来」というか「地」だという気が
さらさらしなかったからに他なりません。
もうひとつには当時あたらしいデザインの流れが来てわたしがそれまで追って
いたものがなんだか的外れに思えて来たからです。
そうかっこよく「らしからぬを科学した」なんていっていますが、その実は
『このままじゃ自分が置いて行かれる。』そういうあせりの気持に他なりませ
ん。
しかしながら「らしからぬ」はやっぱり身に付かなかった。そしてますます
わたしは外へ外へと飛んで行った訳です。
わたしは『こりゃもう無理だ。』そう思ったのです。そして当時買い集めてい
た「デザイン年鑑」や海外の雑誌を見る事を辞めました。かなりきっぱりと。
そういう中で生まれたのがデバイスタイルの製品群でした。わたしはそれを
デザインするのにほとんどなにも見なかったし調査もしませんでした。
それはある意味「デザインのタイムマシーン」でした。
自分が若い頃追い求めていた「過去のいいデザイン」をもう一度登場させる
ことを考えました。ブラウン・バウハウス・B&O・ベリーニ・ソットサス
等々。
20年30年前のデザインを「今の生活スタイル」を考える事そこにスタンスを
置いてデザインしたのです。
『なんだ 自分らしさって結局無いんじゃない。』ここまで読んだ人は、そう
思うでしょう。その通りです。自分が好きだと思えるものに憧れて自分の出来
る範囲でそれを消化してデザインにすることが「わたしらしさ」の原点という
か「見えがかり」になっているのです。つまり「選択」こそが「らしさ」なの
です。
今も海外に観に行ったりもしますが、それは学びに行っている訳でも「新しい
らしさ」を発見しに行っている訳ではありません。言ってみれば「学べない事
を確認しにいっている」のです。「学べないを学ぶ」感じでしょうか。
ニューヨーク近代美術館のキュレーターの話からはじまった話ですが、結局
わたしはその人物の話が「おもしろい」と感じて頭がくるくるまわりましたが
その挙げ句『そうかもしれないけれど、わたしはそういう「らしからぬ」を
求めている動きには合わす事は無理だなあ。』という結論が出た訳です。
12:05 PM
April 09, 2009
リアルデザイン
昨日の記事も含めなんだか自分のスタンスと言うか工業デザイナーとして
「住むべき場所」が見つかったような気がします。見つかったというよりかは
既に「そこに住んでました」というべきでしょうか。
そして改めてエキサイトのインタビュー記事が、自分にとっても示唆に富んで
いたように思うのです。
「人々の生活のためにデザインは何が出来るのか」
そういう大きな質問がそこにあってわたしはそういう大きいものに明確に事は
出来ませんでした。今だったらこう言えるのです。
「使っている人に恥をかかさないモノ作り」と。
以前読んだドラッカーの本にこうあります。
『部下は上司を不意打ちから守らなくてはいけない』つまり不測の事態に備え
ていつも気持を相手(上司)の周囲に及ぼす事が使えるものの勤めだというこ
とですが、わたしはデザインにおいても同じように思います。
「製品はユーザーの使用に対する不快や不安を与えてはいけない」
「ユーザーが自らをかしこく感じる事の出来る製品」
しつけのあるデザインとはユーザーをしつける事ではなくて「すてきな自分で
いたくなる(すでにそうだと思える)」そういう事だと思います。
10:01 AM
April 08, 2009
ふしぎな一致
今日の日経MJの一面にハイアールに関する大きな特集記事が出ていました。
不思議な事に以前ここで紹介した事のあるMAを扱って下さっているホーム
センター「Mr MAX」の記事が横に並んでいました。
また誌面の別のところでは燕三条の磨きの技術に関する特集記事がありました。
その三つのシンクロに驚いていたら、お昼にはNHKで「信号電材」本社から
の生放送が長い時間をさいて紹介されていました。
ほんとに不思議な日です。
01:55 PM
April 06, 2009
そこから先は
わたしは、検索エンジンに「プロダクトデザイナー」と入力してみるのか日課
のようになっています。 どんな事が起きてるのかどんなデザイナーが注目さ
れているのかその情報を知るには「てっとりばやい」と思っているわけです。
そういう中にあって、いまですねマイクロソフトの「Live seach」がちょっと
すごい事になっています。
びっくりでしょ。トップから5番目までがわたしに関する記事でつながってい
ます。まあ ほかの検索ではそんな状態ではないので、数年前にマイクロソフ
トでインタビューを受けたので多少はその影響があるかと思ったのですが、ふ
しぎなことにその記事はそこには入っていません。
とここまで書いて言うのですが、「だからといってわたしの周辺ではなにも
変わってないよ」という事が書きたい訳です。
プロダクトデザインを仕事にしていてもメールぐらいしかインターネットを使
わない人にはいまだに知らないのですよ。実感してますから。
しかし「喜んでいない」わけではありません。もしそうだったらわざわざこう
やって書いたりはしません。
5年ぐらい前から「プロダクトデザイナー」と入力して検索する事はやってい
ました。その時は別の人がそれこそ「寡占」してました。
わたしはその時「多様なモノには多様な人が必要なんじゃないの」と思って
なんとかそこにリストされたいと思ったのです。
全般に知られる事は難しいだろう。そう思ってブログを書き続ける事を「その
事への道」と決めたのです。(ブログじゃなかったですが)
初期の頃は読んでいる人の多くがわたしがプロダクトデザインをする人だとは
思っていなかったかもしれません。デザインのことを書かないで「デザインの
周辺」ばっかり書いてましたし。まあそんな話は置いておいて。
大事なのは「だからといってなにも変わってない」という事です。一貫性の
話ではありません。 インターネットが出来る事と影響は限定されている
という実感をしているし、こうやって書けるという事が重要な事だと思うので
す。
「デザイナーは謎めいていた方がいい」わたしはそう思っています。
日常の暮しプライベートを知りたいとか意見を知りたいという文を見もします
が多分その文を書く人は「ほんとうはなにか」が判っていてその上で「その
反対」を書く事が「謎めいている」と自分の事を知っている人だと思います。
わたしが既に「知られている」と当時実感していたら多分ブログはしていない
ですね。言いたい事書きたい事は本なり「既に公と知られているサイト」で
ブログ的な文章を載せたりして、「自分」というカタチは「なにかに乗った」
体裁をするかと思います。 謎が残せますから。
しかし「謎めいた」というカタチには「定型」はありません。多分わたしが
ブログで日々書き続ける事自体が「謎」なんだと思います。更新の頻度とか
話題の「あっちこっち」加減とか。 そういうのも歳月が経って書く人が
増えてくればなぞじゃなくなってきます。
Live seachで特徴的なのは、先日の写真展の話題が多い事です。それは展示
会場が家具で有名な天童木工PLYという場所である事と、「プロダクトデザイ
ナーが写真展」をするという行為が「謎」だったと思っています。
つまりどんな写真というよりも「どんな流れでそうなったのか」というところ
に関心があったのかと思うのです。
もちろんわたしはその道筋を全部知っている(あたりまえです)わけですが
普通そう言う結びつきをしないのも判っています。
あくまでも「結果論」ですが、「それを見たい」という気持と同時にその結び
つきを「考える事そのもの」にデザインを感じていたのかと思うのです。
謎である事、「明らかである事」、いまその両面を見ている気がします。
08:49 PM
楽天イーグルス
こういう話は掲載が早い。こういう話って野球のお話。
ハイアールの方から『今年から楽天イーグルスのスポンサーになりました。』
とお知らせが、メインの話は新しいカタログと日経MJに記事が出ますというこ
とだったのですが、送っていただいた「ホーム側ベンチの上の庇」に広がる
ハイアールの広告が、ベンチの色、ひいては楽天のチームカラーと近い(ピンク
とエンジなので現実にはそう近くはないですが)一体感を感じたので、掲載。
01:45 PM
April 05, 2009
機能(しごと)をカタチに

来月には第10回JIDAデザインミュージアムの展示会が開催されますが、
キャノンの大型プリンター「W8400」が選定されました。
デザインミュージアムが嬉しいところは過去にさかのぼって選定の可能性が
あることですが、このW8400も発売されて4年が経過しています。現在では
性能の向上とさらなる大型化によってモデルが変わっていますが「原型」と
してW8400が選定されました。
最初にこのデザイン依頼があった時、ちょうど初台にあるオペラシティーで
フランス人建築家の作品展が開催されていました。
会場には巨大な「印刷物」が展示されていましたが、それがキャノンのBJ
プリンターを使ってプリントアウトされたモノだったのです。
わたしはその横に長い印刷物を見てそれが展示前と展示後に「巻かれた時」を
イメージしていました。たぶんペルシャ絨毯の束みたいになっていたでしょ
う。
そういう巻かれた円筒が重なった様子をそのままプリンターのカタチにならな
いかと思いました。
もうひとつは「印刷」というとわたしは昔のニュースやドラマで登場する
新聞がどんどん印刷機を通って出来上がってくる場面をイメージするのです。
ステンレスの円筒が積み重なってそのロールの間を紙が通って行く間に「新
聞」や「広告」に変化して行く様子をカタチにしてみること。
この円筒の重なりを左右でガラスのプレートが支えるデザインを考えるのに
そんなに時間は必要ありませんでした。 スケッチにあるような三本のロール
バーが二本になりましたが最初のイメージを製品になってからも保っていま
す。
ちなみに新宿にある世界堂本店のプリントサービスコーナーにW8400が設置
されていて活躍していますが、ああらためてその大きさとカタチのインパクト
にわたし自身が驚きます。
そのむかし「セマンティック」というデザイン運動がアメリカを中心として
広がりましたが(セマンティックの定義は難しいのですが、その機械の機能
をそのまま形状に置き換える事。という感じでしょうか)時々「セマッティッ
クしたくなる。」んですね。
11:21 AM
April 04, 2009

07:36 PM
デザイン

今日事務所の郵便受けに「ナガオカさん」が入っていました。
正確に言うとナガオカさんの近況報告が書かれたちょっと大判のはがきが
届いていました。
招待状やはがき手紙の類いは「もらった」事よりも「もらわなかった」人の事
に思いをめぐらすべきものですから本来届いた事を書かない方がいいと思うの
ですが特別な事を感じたのであえて。
いただいたはがきを見てわたしは「デザイン」と「情熱」を感じたんです。
とても。
そこでいうデザインとは、かっこいいレイアウトとか書体とかカラーという事
ではないのです。なんでしょう意外性とインパクトと洒落っ気・「可愛げ」で
しょうか。
手書きでコメントが添えられているそれも決して短くない文で。
勝手な想像ですが、ナガオカさんは付き合いが広いですから頂いたような手書
きの文を添えたハガキを何十枚を書かれた事でしょう。しかもそれを人一倍
忙しい日々の中で。すごいです。
ちょうどナガオカ日記で「情熱」のことが書かれていましたが、人は不思議な
もので自分が「人一倍もっているもの」に限って不足だと感じるものです。
それがナガオカさんの場合それは「情熱」なんですね。
わたしはちょうど去年の今頃、情熱大陸の取材に同席していましたから、
その情熱と継続力の強さおおきさを感じたのでなおさらそう思います。
このところ傍目に忙しさのすごさを感じていますので、わたしは遠目に見て
いますが、「ほっと」というか物事と物事の「ピアノ(踊り場)」な時には
お会いしたいと思います。
わたしの仕事。to be continue. ぼちぼちやっています。
07:27 PM
April 03, 2009
その気持が
今日の山崎先生のブログに研究室の青木さんがNEXT COOL JAPANという
デザインコンペに入選したといううれしい話題が掲載されていました。
おめでとうございます。
青木孝太郎さんはわたしが千葉工大に出向いた時になにかと気を使って下
さった方でした。
そしてわたしはその入選者にもうひとり「すでに知る人」を見いだしました。
小林達也さんという名前。
小林さんはPdwebのコンペで2点が選ばれしかも複数のメーカー賞を受賞した
小林達也さんだと思います。(写真を見てもそうなので)
おふたりは教え子さんではありませんが、わたしもなんだか朝からうれしい
気分に満ちております。おめでとうございます。そしてありがとう。
共通するのは会った時に自ら「動いて」話をするというちょっとした「勇気」
を持っているという事です。
以前にも「チャンスをつかむには」という文で触れましたが、目の前にある
ことを大切に思う気持がなにげないことを大事なチャンスに「変換」する
チカラになりうるということです。
おふたりのさらなる活躍を楽しみにしております。
09:53 AM
April 02, 2009

10:28 AM
April 01, 2009
スタート

今日は「入社式」をしました。
渋谷にあるホテルのレストランで会食を一時間半程してそれで終わり。
開会の言葉も閉会のことばも無し。なし。なし。
そうひとつ決まった事は名刺に書く事務所の名称を「デザインベーシック」と
すること。
わたしはなんだか意外でした。
20年前に独立した時に決めた「Design Basic」という名前が一番しっくり
きていると感じてくれている事が。
「ベーシックなものをデザインしていく」そういう気持がここにはあります。
ほぼその名前の通りにずっと20年間デザインをしてきました。
入社式はしたのははじめてでした。やっと事務所らしいことをしようという
気持になれたのです。
02:25 PM




