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January 09, 2009


わびしくないさびしくないという風情

80mmのお話をするときに、80mmだけじゃちょっと申し訳ないかと思い
事務所に置いていた製品をいくつか持参しました。その中のひとつがこの
おせち用の重箱でした。

講演会が終わった後そのまま自宅に持ち帰って、あらためてこの重箱の
デザインを「家」という場で見つめ直したのです。

デザインした当初のいろんな思いは抜けて、あらためて「使う人」として
かなり客観的に見てみると、自分が思った以上に「家」という場にフィット
していてなんだかうれしくなったのです。

黒も赤も「ビビット」じゃないのですね。これはちょっとした発見でした。
(自分で色を選んでおいて変な話ですが)

黒はダークグレイというかさらにミドルグレイに近く、赤もかなりくすんだと
いうか黒みをふくんでいますが、その色加減が家という「そういう色が他に
存在しない環境では程がいいのであります。

そんな「デザイナーぽい」ことは、さておいてそこに「華やぎ」があって
それでいて日常的でもあるそんな有り様がいいなあと思ったのです。

別の言い方をすると「さびしくない」のであります。だからわびしいさびしい
の世界観とはちょっと違うんです。

同様にIHも「よそいき」というか最新ものという感じがあるのですが、どこか
おちゃめな感じもあって、そんなに距離感が遠くないのです。

ほんとデザイナー本人が書くべき事ではないと重々承知ではありますが、
デザイナーズすきの一ユーザー的な素直な感想なのであります。

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10:32 AM