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October 29, 2008


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02:58 PM

October 28, 2008


デザイン日誌

岡田栄造さんの「デザイン日誌」風に今日を書くと、清水久和さんの「日本史
」オープニングが今日だと聞いて
さっそく出かける。会場にはすでに人が多く集まっていて久しぶりに清水さ
んにご挨拶。清水さん自信が顔に出ていて風格がアップ。よ男前。展示されて
いた「まげ」をカタチどった巨大な「貯金箱」にどことなく清水さんに「似
ている」のが不思議。

会場の前の道路の反対側に「知った人」を発見。北岡節夫先生です。

北岡さんとお話をしながらこれは「天童PLY」の田村さんに電話しなくては
と思い携帯で連絡。明日はDESIGN TIDEの搬入がはじまる。天童PLYと新潟
のApertmentをマネージメントしている田村さんと知り合えたのは他ならぬ
北岡さんのおかげです。

北岡さんが『矢野さんは知ってますか?』と聞かれたので『矢野宏史さんです
ね。お会いした事は無いですが、名前はよく存じています。』と答えました。

矢野さんに紹介をいただきました。矢野さんはヤマギワの照明コンペで「光の
化石」という有名な光のオブジェを発表された方ですが,最近では無印の
「全面三層鍋シリーズ」を手がけられています。

すてきな息子さんがいらして今度の「100%デザイン」展で「83Design
というグループ名で出展されるそうです。

北岡さんとは、カメラマンの藤塚光政さんの話や浅川敏さんの話をしたり
していました。

その後、会場に戻って清水さんに「デザイン日誌」の作者であり今回の
清水久和さんの展覧会「日本史」のプロデューサーであり「dezain.net」
を運営している岡田栄造さんに紹介していただきました。

岡田さんのつとめている大学の京都工芸繊維大学で明後日講演するのも
ふしぎなつながりであります。

ちなみにOPENERで紹介の文章を書かれている加藤孝司さんも知り合い
だったりするわけでこれまたふしぎな縁です。

10:12 PM


かしこい

今ですね。なんだかおもしろいわけです。それは展示会がたのしみだったり
講演会でいろんな人と話せるのもそうですが、なんだか大切なデザインを考え
るポイントに気がついたからなのです。

それは「かしこい」というキーワードです。

「かしこい」いうことばにひっかかるのであれば「よく考えられた」とか
「なるほどそうなのか」という言葉でもかまいません。

例えば、買うものが特に無くて漠然とお店を見ているとなんだかいろんな素敵
なモノがふんだんに展示されているように思えたのに、いざ友達へのプレゼン
トや自分の家で使うものを「ほんとうに」買うつもりでそのお店にふたたび
訪れると、あんなにいっぱい良いモノがあると思えたのに「買うものがない」
そういう経験は私だけではないでしょう。

つまり予算と相手の喜ぶ顔と自分の満足それらの間に、一本のすっきりとした
道が見えるようなそういう商品を「かしこく選んでいるか」そこに尽きるので
す。

そういうすぐれた選択眼のあるお店とお客さんが納得する事の出来る説得力の
ある「モノ」をデザインすることです。

ながめる。手に取る。動かしてみる。それだけで「買った後のたのしいシーン」
が目前に浮かぶもの作り。それはもうたいへん「かしこい」作業です。

そういうものがカタチになれば売らなくても売れるだろうと思います。

02:57 PM


半世紀

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テーマは、わたしが提案させていただきました。
わたしがこの世に生まれて半世紀。デザイナーとして半ばであり、そして日々
反省。すべてひっくるめて「はんせいき」。

つまりわたしが日々感じていることを話しやすいようにしたわけです。
なにを言ってもテーマと「矛盾」はしない。とはいえプロダクトデザイナー
とついてますから、プロダクトデザイナーとしての日々の感想であります。

12:11 PM

October 27, 2008


Afterhoursに80mm

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写真:山口裕朗

Afterhoursに80mmはよくにあう。そのことをお店に来る人も良く理解
されているように思います。

おいしいケーキ、おいしいコーヒーそういう場で使われるうつわには「いい
イメージ」が残るものだと思います。

昨日はお店に来られる人がひっきりなしでオープンして1時間後にうかがった
時にはあらかたのスイーツがお客さんの思いの中にすいこまれた後でした。

この写真はなんだかしあわせそうなのです。

08:22 AM

October 25, 2008


5th Alley Studio event

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11:21 AM

October 24, 2008


資料性

このところのポトリーデザインを読ましていただいていると、ほんとに自分が
「書かなくても」済んでるなあと感じる訳です。

住まいのこと、デザイン賞のこと、インハウスの管理職のこと。それらは、
わたしも感じていたことや、感じている事を、一定の距離感でうまく文章化さ
れています。

時代の証人という書き方は、いささかおおげさですが、今の時点でもここ3年
間(そんな短期間には思えないのですが)、日本のプロダクトデザインをとり
まく状況を、把握するいい資料になると思います。

なにせ「自分で買って」「使って見て」というスタンスそのものが貴重です。

もうひとつ資料性という事で言うとHASH BLOGもわたしは高く評価し
ているブログです。こちらは2004年からなので4年間がつまっています。

ブログの書き手であるHASHさんが、建築にかかわっていて学生から社会人に
と、自らの立ち位置を変えながら建築・プロダクト・グラフィックと広範な内
容で「自分とそれら」を書かれています。

どちらのブログも「自分」という事が明確に意識されているのですが、とても
距離感が気持が良く、読んでいてその記事の内容に、かぶさることがありませ
ん。つまりそこに立ち会った人が「自分」かもしれない。そう感じさせてくれ
て記事の内容に共感性を覚えるのです。

資料性。とても大事なブログの有り様のひとつだと思っています。

10:51 AM

October 22, 2008


デザイン科学 特別講義

来週の30日(木曜日)に、京都工芸繊維大学のデザイン科学専攻で特別講義
としてお話をさせていただきます。

大阪や京都での講演やセミナーで、京都工芸繊維大学の学生の方にも参加して
いただいていましたし、わたしも気になる学校でした。

こうやって学生のみなさんとお話できる機会がもてたことをうれしく思ってい
ます。


08:52 PM


JIDAデザインミュージアム

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鍋のものシーズンが近づいたからでもないでしょうが、ふしぎなタイミングで
一日二度IHを紹介することになりました。

JIDAデザインミュージアムコレクションNo.9のラインナップがJIDAのサイト
に掲載されました。

授賞式からは少し時間が空きましたが、あらためてラインナップが今という
時代から生まれたプロダクトをセレクションしていることを感じます。

ヤマハから発売されたTENORI-ONやソニーの有機ELテレビ、パイオニアの
music tapからはとくにそういう印象を受けます。

表彰式の後で会場で開かれたパーティーで、コレクションに選ばれた有機野菜
のパック「パットラス」が供されたのですが、これが良く出来ていてテトラ
パックを真ん中から開くと、そのまま外装がトレイに早変わりするようになっ
ています。コレクションの選定委員のみなさんの視野の広さを感じました。


No.9のコレクションではMAのIHクッキングヒーターコクヨのHUBSTYLE
が選ばれました。

01:40 PM


IHレビュー

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写真:納富廉邦

今日からpdwebの製品レビューで「MA IHクッキングヒーター」が取り上げ
られています。

納富さんには以前もMAのコーヒーメーカーを取り上げていただきましたが
忌憚なくそのものの「有り様」や「使い勝手」について「実際に使って」みて
書いていただいていることに深いモノへの愛情と「もっといいものを作って
ほしい」というエールを感じています。

その納富さんに、わたしからするとこのIHが最上級の評価をいただいたことに
感謝と感動を覚えました。

ここに掲載した写真をなぜ選んだかと言えば、本文で「鍋位置を周囲の線で
表現している為に、鍋をおきやすい」と書いていただいたからです。

全体のカタチもそうですが、案外見落とされがちなのがIHで特徴的な「ダーツ
の的のような同心円の位置だしガイド」です。あのマルを見ているとなんだか
使う側に妙な圧迫感を感じさせます。

『多少ずれても機能するだろう。』そういう。機械に使われるのじゃなくて
ユーザーのために機械は「キカイ」すべきだろうというのがわたしの考えで
す。

すでにあるデザインがほんとうに「後から来るものがならうべき標準なのか」
そういう疑問と仮説がわたしのデザインに対する考えのベースです。

こういう話を講演ですべきですね。反省をふくめ次回に生かそう。

09:39 AM

October 21, 2008


5th Alley Studio

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ミッドタウンにあるステーショナリーショップ「5th Alley Studio」
10月30日より「秋田道夫デザイン展」を開く運びとなりました。

今日もご挨拶させていただきましたが、すでに店頭ではhubstyleが並び販売
されていました。

10月30日からはすでにお知らせしたとおりミッドタウンホールで「Design
tide」が開かれますが、(ミッドタウンホールのエントランスAは「5th
Alley Studio」の二軒奥に位置しています。)そこにならんだ「Primario」
がすぐ近くのショップで購入できるという事になります。日本で最初の販売が
「5th Alley Studio」という事はtakeda design projectにとっても、わたし
にとってもすばらしいスタートだと感じています。

ショップ全体がダークブラウンで統一されており、「書斎」というにふさわし
い佇まいになっています。そこに置かれたPrimarioとお店の空気が一体とな
ってどういう世界を見せてくれるのか、とてもたのしみです。

07:37 PM


primario lingotto

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写真:春日昭二

07:14 PM


offer 32号

先日 富山で開催されたデザインセミナーの記事が掲載された、デザインセン
ターが発行している機関誌「offer 」の32号が送られて来ました。

毎回表紙の美しさが印象的な冊子ですが今回も花の写真がすてきです。

わたしの講演でお話しした事と作品が見開きで紹介されています。
すでにこのブログで『腕の見せ所みせられなかった』と書いているわけです
が、読んでみると腕の見せ所どころか『あたらしいデザインの仕方を教えて欲
しい』と話しているようなものですね。50の手習い。

富山にいく直前にあたらしいデザインの動きを顕著に感じ、そういうのものと
自分のデザインを照らし合わせてどうなるどうするとぐるぐる頭のなかの
「トラック」を走っておりました。

まあデザインにおいてここからが「公式タイム」がはじまるという「号砲」は
鳴り響きません。なんとなく走り出してもそれがカウントされる事もあるし
その逆に全速力で走っていても「非公式」「追い風参考」そういうことにも
なるわけです。

本来講演の場は「公式タイム」の場なんでしょうが、ここでいいタイムを出す
事よりも「新しい走法」について監督たる大矢さんとコーチの桐山さんに聞い
てみたいと思ったんですね。なにせもうわたしより年上の人と合う機会も少な
くなっておりますし。

そういうことをみんなに見せるべきかどうかは、わかりませんが普通であれば
コーチする側か監督を目指すところをいまだに走法にこだわる現場を見せる
こともひとつの有り様だとは思っています。

10:35 AM

October 18, 2008


シェア

エレクトロラックスのコンペの結果を見てのお話。

最高賞を受賞したのは、4つのブロックプラス1つのメインブロックで構成さ
れている冷蔵庫でした。カラフルなジグソーパズルのようなカタチをしています。

ルームシェア(共同で部屋を借りて生活する)をしていると共用部分である
冷蔵庫がきれいに保たれない経験をベースに、それを解決すべくデザインされ
ています。

冷凍庫部分は低く冷蔵庫部分は飲み物の高さや収納品の量を考えて高く設定
しているところがミソです。

これは「ルームシェア」という言葉がポイントですね。

「ルームシェア」と聞くと、審査委員が自らの青春時代の甘酸っぱい思い出が
想起されて『そうそう、そうだった。』とお互いに目を合わせてにっこりする
情景が目に浮かびます。

日本ではまだまだ経験者が少ない事だと思いますし、かく言うわたしもピンと
こないテーマであります。

扉の色の違う6本用のワインセラーを冷蔵庫にしたりすれば済んじゃんじゃな
いかと思ったりして。というかヨーロッパでは日本ではポピュラーな「小さい
冷蔵庫」があまり普及していないのかなあ。わかりません。

受賞作の冷蔵庫をみて「小型の金庫」や駅のロッカーを思い出しました。
ひょっとしたら他の部屋の住人が開けられないようにロックがついていたり。

「ルームシェア」という言葉はなんだか甘酸っぱいだけじゃなくて、モノと
人との関係の「ある箱」も開けてしまったように思ったりして。

06:33 PM

October 17, 2008


おおきな人

今月のブックレビューで亀倉雄策さんの著作を取り上げました。

最初に書き上げた文章で最終段階で削除した文章があります。

それは日本を代表する喜劇役者 森繁久彌さんとの「共通点」です。
年齢は、ふたつ森繁さんの方がお兄さんです。

以前に書いた事がありますが、わたしは去年の暮れから今年のはじめまで
森繁さんが主役の東宝映画「社長シリーズ」にすっかりはまっておりました。

「社長シリーズ」は「寅さんシリーズ」が抜くまでは作品数がもっとも多い
シリーズだった事は、今となってはあまり知られていないかもしれません。
「モダーン」なんですよね。その登場する場所も人のファッションも。

共通点の話。 家柄というかどちらも裕福な家庭にうまれたのですが
途中からはとても苦労をされている点。そして末っ子であり、生まれた月が
4月と5月と早い事。

末っ子なんだけれど学年としては成長が早い分「兄貴」的要素をもちやすい。
そのへんの微妙なかけあわせがなんともふたりを見えていると納得してしま
うわけです。

戦前戦後のおかれた立場等も共通の部分を見いだしました。

実は最大の共通点は、亀倉さんがもっとも力をそそいだ「日本宣伝美術会」
が学生運動によって中止に追い込まれた年と森繁さんが情熱をそそいだ
「社長シリーズ」が終了した年が同じなのです。 1970年。

しかし亀倉さんの仕事はそこからまた大きく成長し、森繁さんはほんとうの
意味でのライフワーク「屋根の上のバイオリン弾き」の主役として900回の
公演を果たしました。

07:52 PM


デザインとはすべからく明るくあるべし

名古屋国際コンペの審査で印象的だったこと。

それは審査委員長であるアートディレクターの水谷孝次さんのことばでした。

『結局、いろんな主張は明るく希望の持てるカタチでまとまっていないと
いけないと思います。』

それが今回あのコンペでセレクションする上で基本となっていました。

そして集まった審査員の口から一度も、大きく下がったり上がったりする最中
にあった「その話」が出なかった事。

話題はすべからくその場にいる人が明るくなれるものをむねとすべし。

06:12 PM


7年前

2001年のgoogle」というトピックスを知って今から7年前自分の「検索
結果」を見てみました。

まことにシンプル6件であります。雑誌に紹介記事が無ければ、Gマークを
受賞していなければ、大学の回顧展に自主出品していなければ見事に「検索
結果なし」ということにあいなっていたわけです。

多分2004年になるまではそんなに事態は変わっていなかったでしょう。

別段あれからGマークを受賞もしていないし、自身のサイトを立ち上げて
「ブログみたいなもの」を書き始めなければそんなに件数は増えなかった
でしょう。

オンラインショップに掲載された自分がデザインした製品をみかけたら
サイトにメールして『よかったらデザイナーの名前も併記して下さい』
と働きかけていなければそうは増えていなかったでしょう。

自分で講演会やセミナーを開いていなければ。いなければ。

インターネットに可能性を感じていなければ。いなければ。

検索結果がすべてではないでしょうが、やはり増えている方が時代の
流れにあるんだと思っています。

ちなみにAXISの文章は、雑誌に載せた最初の文章でもあります。
実はこの記事を読んだ方から『文章が面白いので仕事を頼んでみたくなっ
た。』というおまけがその後ありました。


11:42 AM

October 16, 2008


秋のイベント

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先日から「小出し」にしていました「秋のイベント」についてお知らせ。

「DESIGNTIDE TOKYO 2008」

東京ミッドタウンホールで10月30日から11月3日まで開催されます。

ブースは「天童PLY」

天童PLYの名品の横にPRIMARIOを展示させていただきます。おっ、しあわせ。

連動企画については、また後日

05:35 PM


80mmのまわり

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Afterhoursにすてきな80mmの写真が載っていたので。

80mmに似合ったお皿や急須をデザインしようかと思っています。

10:26 AM

October 15, 2008


ことば

「NHKプロフェッショナル」で取り上げられた柳家小三治さんの事をどう書
いたものか、考えていたら日が暮れてしまいました。

なぜ文章に書けなかったといえば、昨日の番組についてどんな反応があったの
かブログを検索してみたのです。

そうすると昨日の番組でしか小三治さんを語らない人のなんと多い事か。
せめてウィキペディアで「興味をもった人物」を調べてもいいかなと思う訳で
す。『しらなかったけどすごいひとなんですね』と書かれてしまうわけです。

その人は「すでにしてすごい」のであります。自分が知っているかどうかは
その人の「評価」にはならないのでありますよ。

ちなみに昨日はこれっぽっちも出て来ませんでしたが、わたしがオーディオに
関わっていたとき小三治さんはオーディオ評論家といってもいいぐらいに
造詣が深いので有名でした。音楽についても同様でした。 

とにかく「頭のいい人」という印象が残っています。
その人がひたすら落語の為に自分の才能も時間もかけているその「行き着いた
先の境地」を昨日は垣間みたのです。

これまで100人が登場してやっと「ことばの名人」にたどりつきそして得たの
は「ことばにできないことがあることをことばにしてかたること」という結論
なんだと思います。


06:04 PM

October 14, 2008


秋のお祭り

今、ふたつの「秋のデザイン祭り」を開催すべく進めております。

ひとつは「80mm感謝祭」。
先日、名古屋でセラミックジャパンの方とお話をする中で『製造しているとこ
ろを見せてもらえますよ。いや 喜ぶと思いますよ。』とお聞きして『それで
はみんなで見学をさせてもらおう。』と決めた訳です。

詳細についてはこれからのお知らせになりますが、晩秋の紅葉が楽しめる11
月下旬を予定しています。

内容は、工場見学および「マイ80mmを作ろう!」であります。
素焼きの状態の80mmを用意してもらい、参加者に自分好みの絵柄を描いて
もらって後日、焼き上がった「my80mm」を各自にお送りします。

そして夜は、近くの宿泊所で「デザイン語っちゃうものねナイト」でありま
す。相当にリーズナブルな料金で泊まれるそうで、財布にやさしいイベントに
なるかと思っております。

もうひとつは先日も少しお知らせした「秋のデザインイベント」参加のお話
実はその期間に連動してミッドタウン内にあるショップで「秋田道夫の文具
の世界展(仮称)」を開催すべく動いております。

まだまだ確定はしていないので書き方が「もごもご」しておりますが、なにか
はできるかと思っております。

どちらのお話も「好意」がベースであり、そういう好意がいつのまにか集合
すると面白い事が起きるという事をみなさんに伝えられればと思います。

12:00 PM


桑沢の夜

昨日、2時に桑沢デザイン研究所に到着。4時過ぎに一度事務所にもどり
「プレゼントの品」80mmをカバンに入れる。

6時をちょっと過ぎたあたりから作品の公開審査がはじまる。

机に並んだメンバーは桑沢デザイン研究所の所長でもあるインテリアデザイナー
内田繁さん。事務所の近所にあるデザインショップ「ラムフォルム」でちょうど
個展を開催中のグラフィックデザイナーの古平正義(こだいらまさよし)さん
大学の後輩と聞いてびっくりした映像作家の石塚敦子(いしづかあつこ)さん
桑沢研究所出身のグラフィックデザイナー高橋正美(たかはしまさみ)さん
そしてわたしであります。

余談ですが、なぜしっかり審査委員を列記したかと言えばこれまでの桑沢祭で
審査に関わった人の記録が、検索でヒットしないからであります。

10:21 AM

October 12, 2008


わーばかばかしいですね!!!

『わーこれは、ばかばかしいですね!!!』とPRIMARIOの「Lingotto
(インゴット金属塊)」をはじめて見た人は異口同音にそう思わず言って
しまう。

かく言う私も最初の対面で「同じ事」を口走ってしまいました。
ほんとあきれちゃうんですね。その輝きと存在感と持った時の「重さ」が。

比重8.0のおどろくべき重さ。比重およそ8.0 う? いつのまにか
「80mm」だ。

ちいさい缶コーヒーの重さが約200グラムとするとステンレスの「インゴット
(むく)」で作ると1.6キロ。 簡単に「鉄アレイ」のように変貌する。

缶コーヒーで腕をきたえる。話がずれてきました。

まあばかばかしいのは単にその「ピカピカの光沢」や「べらぼうな重さ」だ
けではありません。素材の値段だけでも十分「ばかばかしい程」に高価な
マテリアルを使ってなおかつ「なんでもできるわけでもない」その機能の
少なさにもあらわれています。

さらに続ければこの社会をとりまく今の情勢を考えても「ばかばかしい」と
いうか「あきれられて」もしょうがない。

昨日も、名古屋で話した後輩のHくんから『アキタさんの日頃のデザインに
対する姿勢とかなり違いますよね。』と的確に指摘されました。

わたしにとってデザインは「作品」を作る事だとは思っていません。

禅問答みたいですが、作品ではなく「製品」を「商品」を作る事であり、それ
は「価格」「性能」「時代性」「使い勝手」そういうものをバランスしながら
「合意」しながら作る事だと思っています。

その割には作るものに一貫性、悪く言えば「ワンパターン」見えてしまうとこ
がおかしいのですが、それらの類型性というか「ひとつのカタチ」は、合意
の中で初期から次第に変貌しながら発見した「カタチ」に他なりません。

ほんと不思議なんですが、「いつもの自分から抜け出そう」とした結果が
なぜだか「いつもの自分」になるのです。

ばかばかしいプロダクトは、実は「合理性」に裏打ちされて考えたのです。

以前にもふれましたが、このプロジェクトの製品の多くには専用の「金型」
が存在しません。つまり固定費が削減されていて「量産数のしばり」が
少ない。しかも母体であるタケダは数十年の歴史あるステンレスの切削工場
です。

工場にあるNCマシーンに、プロダクトのプログラムを入力することによって
その仕事の90パーセント(パーセントの数字に深い意味は無いですが)が完
了し、仕上げの部分の「磨き」だけが外注に出され仕上がるのです。
それも海外まで知られるようになった「高い技術」のある熟練の技によって
仕上がるのです。
そして驚く事に、その場所までクルマで数十分の範囲にあるという利便性があ
るのです。


ばかばかしいものがとても「合理的」な製造プロセスでできているのは、ある
意味「残念」かもしれませんが、わたしは「無理」をしてまでばかげたものを
作るような気持にはならないのです。

ここまでは「作る側」のロマンチックな「合理性」の話。

「売りの合理性」はインターネットを中心としてお店をもたないとか、オー
ダーがくるまで在庫を持たなくていいとか、そういうのもありますが、なによ
り「ほんもの」を売ってみたいという人の気持を駆り立てる「ロマンスマジッ
ク」がその「実物」にはあるのです。

だから『こればかばかしいですね。』『買いたい人だけが買うものでいいじゃ
ないですか。』と日頃の「会話」ではでない言葉が引き出されるのです。

「買う人の合理性」それはこの「インゴット」は、よほどの事が無い限り
「永遠に残るもの」というロマンスです。なにせ「中の中までステンレス」
ですから「さびない」「へらない」「壊れない」いや壊せない。

永遠 うーんいいなあ。

合理性のことを「ロマンチック」と表現した文章をわたしは読んだ事が無い。

その「Lingotto」の全貌は今月末には「実物」をお見せ出来ると思います。


07:04 PM


たべることをデザインすること

名古屋から事務所に戻って来たらポストにいろんなデザイン展の招待状や
案内が来ていました。

その中にAXISギャラリーで開催される「EATING+DESIGN」展の紹介が
ありました。 オランダのデザイナーで「食べる事」について様々な実験的
な試みをしている方のようです。

なぜ名古屋かといえば、急遽「名古屋Design Do!」の最終審査委員として
参加する為でした。

一次審査委員としてこのイベントに呼んでいただいて、その後審査を通過した
作品がどう「成長」するのか気になっていたので、二つ返事で決めました。

今回のコンペはその「課題」が秀逸だったと思います。昨年来食にまつわる
いろんな出来事が世界レベルで起きました。一次から二次の間ですらおおきな
事がたてつづきに世間にあきらかになり、飢餓と飽食という位相だけでなく
誠実さと欺瞞という別の軸も大切な問題としてクローズアップしてきました。

食にまつわる問題と解決の提案が縦軸にも横軸にも広がっていやそれだけでな
く「深さ」の軸まで登場し「人間」という中心核のまわりに立体模型のように
なっています。

どの軸でなにを解決するか応募者と審査員が互いに「考えさせられる」そうい
う貴重な経験をさせていただいたのです。


04:45 PM

October 09, 2008


桑沢祭

10月11日(土曜日)から13日まで桑沢デザイン研究所で「桑沢祭」
が開催されます。

13日には、学生さんたちの参加作品から「桑沢グランプリ」を選ぶ審査会
があります。

その審査委員としてイベントに出席します。

18時から最終審査19時半に表彰式となっております。

おもしろいイベントになると思います。ぜひ観に来て下さいね。

余談ですが、審査委員には「これからの活躍が期待されるデザイナー」が
選ばれるようで、実際その後ブレークされた人多し。うふ。来年がたのしみ
に。 シニアと言ったり若手ぶったり忙しいわたしであります。

10:53 AM

October 08, 2008


シニアざんす

楽天シニア市場のインタビューコーナー「大人のモノ語り」
出ております。

これまでのメンバーにはテレビでおなじみの芸能人がずらっとであります。

こんな場所に出ていいのか迷ったところですが、ま いいか ジャマイカです
から。なんてったって年齢がシニア(おじさん)ですものね。

Tシャツジーンズでささやかな若ぶりであります。

09:02 PM


ぶつくさ

会社にいるころの話

あるおじさんがいたわけです。

その方が面白いのはいつもぶつぶつ言っているんですね。
ふつうでいえばぶつぶつ言っている人はあまり好まれないと思うのですが
その方は、デザインの実績もあるし、そしてリーダーシップもある人物
で、その後あるソフトウエアーの会社の社長に請われて就任されたといえば
お判り頂けると思います。

決して自分のしていることを自慢しないというか、自分の「欠点」を見つけ
るのがうまいというか。それだけだったら単なる謙虚なおじさんですが、
ちゃんとまわりの事も見えていてお世辞でほめたりもしないのです。

自分を笑えるチカラというものの大切さをそのおっちゃんから学んだ気が
します。今で言う自虐ネタが上手いのでしょうか。

まわりから見ていて「うまくいっている人」が「うまくいっているフリ」を
したらみもふたもないというか、まわりの「やる気」がうまれないなあ。

というわけで「こころの師匠」から、調子が良くても悪くてもいつも「ぶつ
ぶつ」まわりに話すようになったというのは都合のいい話ですね。

08:51 PM

October 07, 2008


プリマリオを知ってもらう為に

プリマリオを知ってもらう為にいろんなことをしなければと思っています。

写真を見て、さらに試作を手もとで使っているので「判った気分」でいるわたし
ですら、その最終形の輝きを目の当たりにするとを衝撃をうける。それぐらいの
「本物力」があるのです。 つまり筆舌に尽くせないのです。

今実物をみなさんにお見せ出来るように動いています。

東京の秋のデザイン祭りで、そのその「本物」の輝きを見ていただけるように。

02:30 PM


見つける為に

デザイナーの腕の見せ所も見せられなかったし、デザインの知材としての
ありようも話せなかったし、日本の感性についても役不足だったし、
なによりやさしくデザインの話も出来なかった。

次の時代を見せるデザインの動きにびくびくしながら、ほんでもって多くの
人を前にしてしゃべったり。ね。どうなの。ね。

でも思うんですよ。 わたしが若い時にそういう「狼狽するおじさん」の
姿を見てみたかったなあ。と。

なぜなら「自分がいけてるように思えるし」「自分が頭がいいように」
そんな自信をもてそうな気がするから。

勘違いはいけませんが、多少ね。自信も必要ですから。

わたしの話を聞いても抜けてるし穴ぼこだらけで、それでいながらデザイン
したものは「堅いもの」ばかりで。 その幅の中にみんなが「自分」を
見いだしてくれたら「不足な話」も役に立てたと思えるのです。


12:07 PM

October 06, 2008


いい表情

1kouennkai.jpg

実にいい写真。昨日の講演会の雰囲気が凝縮されています。

自分でもこういう顔でいたことをうれしく思います。

村田さんもわたしもデザインを話せる事のよろこびに溢れています。

単純にうれしい。

07:22 PM


感慨

デザイナーというのは「しわあわせの使い人」でなくてはいけないようなあ。
と思います。

デザインは自分をしめすための道具でも能力の拡声器でもなくただ淡々と
使う人の「しあわせの現場」に立ち会う事のよろこびをかみしめる人であり
たいと思う訳です。


05:05 PM

October 02, 2008


現場のデザイン

先日もうかがった千葉工業大学の津田沼キャンパスが熱い。

元IBMでデザインマネージャーとして数々の実績を残された山崎和彦さんが
今、千葉工業大学のデザイン科学科の教授としてあらたな挑戦をされています。

今日のブログで「特別講義」として様々な分野でデザインの可能性をひろげて
いる方々をまねいて「デザインの現場」を学生のみなさんに伝える機会を
設けている事について話されています。

昨日は、ソニーのデザインセンターでユーザーインターフェースの研究をされ
ている伊藤潤さんが講義を担当されています。

かくいうわたしも11月19日にお話させていただきますが、デザイン界の重鎮
黒川雅之さん、10年ぐらい前に紹介していただいた富士通の上田さんや、ナ
ガオカさんの著作の装丁デザインで出版文化賞 「ブックデザイン賞 」を受賞
した寄藤文平さんなど、山崎さんの時代の感性と見識、そしてなにより人付き
合いの幅の広さを物語っています。


11:18 AM


ジャマイカデザイン

じゃー

まー

いいか?

それがスピードの秘訣

10:36 AM

October 01, 2008


坪井くんの”つぼ”

ドウシシャで販売される加湿器のサイトが立ち上がっています。

今年の冬はよりどりmiddleですよ。

08:23 PM


長いというという事

わたしはこの時期になると毎年書いている事があります。

それは「一年は長い」という話。 今年もまだ10月であります。

ほんとに長いかどうかは知りませんが、「今年も一年が早かった」と言って
だれがその言葉で「しあわせ」になるかを考える訳です。

一生が短いというのは、古今東西いつの時代でも語られていてきっとわたしも
そう言いそうな気がします。

そうだとしたらなおさら「一年が早い」と口にするのは残念なことです。

だれもそんな「早い」話を人から聞いても嬉しくはない。

よく天気のはなしをする人がいます。それも『今年はちょっと変だと思わな
い』といった具合であんまりいい風には言わないことが多い。

もちろん『へんだ』という話をお天気が聞いて『じゃあ 良くなろう』と思っ
てくれるなら天にむかって『たのむよー!』と大声も出しますが、言葉が自分
に落ちてくるだけであります。

そんなわけでわたしは暑くても暑いといわないで『今日は温いね』と言います
し、寒い日も『今日は涼しいね』と言うようにしております。

そこには「おどろき」と「発見」と「ばかばかしさ」があってしばし、
和むのです。

そこにあるどうしようもない事をどう受け止めるか。そこに感性がある。

07:43 PM


日常デザイン

仕事の区切りがつくと、仕事場の台所の流しの前に立ってたばこを吸いながら
お茶を飲む。 その時おもしろい現象がおきる。

たばこの灰がすーっと落ちていく。そしてその灰が結構な確率で下に置いた
湯飲みのお茶に吸い込まれて行くのです。

多少斜めにあってもすーっと行っちゃう訳です。多分その灰には静電気が帯電
していて湯飲みのなにかと反応しているんだろうと思っています。

わたしが寺田寅彦だったらここから一気に「科学の豊穣な世界」に招待できる
のですが面倒で検証すらしないわけですが。

わたしはその「たばこの灰とゆのみ」の関係のように、街をただ歩いているだ
けでその前や横や後ろの人がかかえているいろんな「気分」や「性格」が
すーっと入って来てしまう。

そのすーっと入ってくる「人の気配」というのが、「良い」事はそう多くはな
い。いや良い場合は感じないのかもしれません。

そんな「デザイナーに向いている」性質を持っているのは喜ばしいけれど、
実は相当に気持に負担がかかるのです。

電車や新幹線で忘れ物をしたりする時には大抵、その車両の出来事で頭がいっ
ぱいになっていることが多い。

わたしは数年前に自宅を引っ越しました。手狭になったことが大きな要因で
すが、もうひとつのおおきな要因は、家と仕事場を結ぶ道でいろんな事を
感じるようになったからです。

多分、家と仕事場を結ぶ「導線」にある家が立ち代わり、商店街も変貌した
からかと思うのですが、人出と往来が増えた事によっていろんな事に朝から
出会ってしまうようになったのです。

いろんな人や出来事を見たり経験を朝からしてしまうと、仕事場についても
ずっとその事に引きずられてしまう。

まあ、ブログを書くはなしにはこと欠かないのだと思いますが、それはデザイ
ンを考える事には、あんまりいい作用はしない訳です。

わたしはこの数年の仕事は、ストレートでシンプルなものが前にもまして多く
なっていて、それを作る時間もどんどん短くなっているのではないかと感じて
います。

朝から広い通りの長い坂をストレートにシンプルに自転車だったり歩いたりし
てこの仕事場に着くようになったことは少なからず影響していると思っていま
す。

デザインがデザイン以外で出来ているように、デザインをはじめる前にデザイ
ンがはじまっているんだと思います。


11:28 AM