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September 13, 2008


パウダースノウ

このところ「パワーポイント」作りを何度もしています。

先日、富山の講演を終わりましたが、現時点で予定されている講演会やセミ
ナーが年内に6度あります。講演だけではなくてインタビューも幾つか予定
されていて富山の翌日には取材を受けていました。

講演に呼んで下さるようになった事のありがたさとともに改めて自分が「知ら
れてない」事を実感します。

いや「自分」に限らず「プロダクトデザイン」そして「プロダクトデザイ
ナー」に対して興味を持つ人がまだまだ少ないんだと思います。

『プログ読ませていただいてます。』と良く言われはしますが、そういう方
は「プロダクトデザイン」や「秋田道夫」だけでなく他の情報や新しい事に
積極的な人の場合がほとんどで、「大きなキャッチミット」ゆえに「ひっか
かった」ようなものだと考えるのが妥当で客観的な捉え方ではないかと思い
ます。

わたしはブログのようなものをインターネットに書くようになったのは、あ
たらしい情報メディアをとおして自分の考える「デザイン」を伝えたいという
思いがあったからですが、そのおかげでインターネットに「インタビュー」
が掲載されているプロダクトデザイナーとしては、多い部類にいつのまにか
なっていました。

当初は、月刊誌のようにすぐに消えてしまう情報のようにとらえていたイン
ターネットのインタビューですが、存外にいつでも取り出せる便利な「資料
性」というか「保存性」があることに気がつきました。

つまり「言葉が降り積もる」のです。それはほんとうにメディアのパラドクス
というか常識(観念)の逆転したふしぎな感覚です。

降り積もるといえば、わたしの言葉という雪はその時の「湿度」や「温度」
で変化をします。 「重い牡丹雪」にもなり「ふわっと舞い降りる粉雪」に
もなるわけです。 重く話した言葉が相手のこころに「積もらず」に溶けて
しまって文章に形跡を留めない事も有れば、「かるーくした話」が粉雪のよ
うに相手のこころに降り積もりずっと溶けないで読者に届く事もある。

いやものごとの本質は思いのままでは重いのです。さっとはたけば取れてしま
うそんな言葉が案外に残るものかもしれません。

そうかデザインの流れも「粉雪化」しているんだ!

プロダクトに「スノーホワイト」が多いのも、nendoで佐藤さんがデザイン
した「雪の結晶体」をモチーフにしたテーブルもまさに時代の「粉雪」。

話をもどして。
そういう時代感覚を感じつつ、そういう事をこれからいろんな人にお話をし
て「仮説」が、道理になるものか検証していこうと思っています。

06:29 PM