July 18, 2008
モノ語り

写心家山口さんがサーモマグと旅立った。
先日のafterhoursの最中にタバコ吸いの山口さんとわたしは所在無さげに
外に出てしばし一服しておりました。
そこで『山口さん新宿の雑踏の中でサーモマグを置いて撮影してみません?』
と問いかけた訳です。
なぜだかわたしはあのサーモマグを見ていると「物語性」を感じてしまうの
です。 それはほんとうに「ものがたり」。
わたし自身いろんなところに出張する度に、映画「アメリ」に登場した「世界
を旅した小人の人形」みたいに撮影したい衝動にかられていました。
当時は「物語」というよりは「小さい建築物」のようなサーモマグがどんな
見え方をするのかに興味があったのです。
それが歳月が経ってだんだんにあのサーモマグが人格をもってそのある場所
でどんなドラマが展開されるのか。そんな興味がわいて来ました。
山口さん、今回の「旅立ち」のためにサーモマグを購入されました。
人の子の旅立ちではなく自らの子としてそれを撮ってみたいという気持の
あらわれです。
「プロジェクト」という言葉は似合わないのですね。「物語のはじまり」
です。
03:21 PM

