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May 08, 2008


雲の上の人

昨晩おそく着く飛行機で羽田にもどってきました。

着陸を終えて、「繋留」するゲートまでジャンボジェット機が自力で走るスピードが
案外速い事にちょっと驚いて『こりゃ60キロは越えてるなあ。このパワーはジェット
の力なのか車輪を回転させるモーターが内蔵されているのか?』そんなことを考えて
いました。

飛行場にはいろんなサイズの飛行機が留っています。乗っているジャンボのしかも二
階席の一番前で、つまりほとんど運転席のすぐ後ろという事もあって「パイロット目
線」でそのはるか下に見える小さな飛行機のいくつかを眺めていました。

「パイロット」という言葉には「すべて飛行機を操縦できる人」という一般から見れ
ば「雲の上の人」なわけで、それだけで(それだけじゃないですが)尊敬を集めるに
ふさわしいわけです。

昨日は「パイロット目線」だったわたしは、ふと考えた(妄想した)。

あるパイロットの人が、仕事をはなれて友達と「呑みに行った」とします。そのすて
きなお店で、すてきな人から『へー パイロットなんだ。かっこいい!JAL ですか
ANAですか? それでジャンボに乗ってるんですか?』と「単刀直入に航空会社
=JAL、ANA」「飛行機=ジャンボ」だと思っているそのすてきな人はパイロットに
「よかれ」と思って話をふるわけです。

いささか不機嫌(たのし)そうにそのパイロットは、あまりなんじみの無い会社の乗
員20人ぐらいの小型飛行機に乗っている事をつげるわけです。

その瞬間すてきな人の顔が当惑して『そうなんだ。ところでとなりの友達はなにして
るの』と「頭もいいし、虫歯も無くて目もいい、難しいので国家試験をパスした選ば
れた人」はいつのまには「そのわりにはたいした事の無い人」に評価が下がってしま
ったわけです。

まあすてきなお店で「肩書き」の話をしてしまったところですでに雲の上から地上に
降りてしまったわけで、そこがいけてないのでありますが。(わたしそういう意味で
は地上どころか地下にもぐっております)

そうやって考えると雲の上にもいろいろあるなあと「勝手に」納得してしまったわけ
です。


10:30 AM