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February 20, 2008


カメラマンの目

九州で今度発刊される雑誌の取材を受けて来ました。

経済誌を出している出版社の雑誌なので、ふだんよりも幾分「格調」というか重
さが必要なのかと感じながらインタビューにお答えしていました。

インタビュアーが以前より何度もお話ししている方でもあるし「考える事」「感
じる事」を人一倍深く捉えている方なのでこちらも、そういうお役にたてればと
思う気持があるので、「遠浅」な砂浜じゃなくて、富山の海岸線のように突然
どんと深い(深いと思っているのはわたしが思っているふだけですが)禅問答み
たいなはなしをしたりしてかなりスリリングでした。

撮影用に大牟田にあるすてきなイタリアンレストランを定休日にもかからわらず
開けていただいたというエピソードも加わりました。

同行されていたカメラマンのGさんは、誌面の雰囲気にあわせるべく、いろんな
角度から撮影していただきました。

わたしは、撮影の時まったくカメラに気を使っていません。
ただただカメラマンの方の「目」というか「気持」を見ています。

インタビュアーの立場は大変です。なにせわたしが「思いよらない角度」から話の
たとえ話をするし、話題の脱線はしょっちゅうなのであたまの中でくるくると誌面
と話の板挟みみたいになっていて、その話に入り込んで楽しんでいられないのが
ひしひしと感じられます。

他方カメラマンの方は、撮影という仕事がありながらも、わたしの話の中に日頃思
っていながらカタチになっていなかったものが、急に目前に「ごろん」ところがっ
てくるので『わーこれだ!』という感じになっているのが、すごく感じられてわた
しもついつい「話の石ころ」をどんどんポケットから取り出してきます。

そういう時は、上手く「撮ってもらえる」ものです。写真の中のわたしがいきいき
しているのです。

今回、わたしはむっつりというか「真面目な顔」をしようと思っていました。その
方が、自分の生み出したカタチに対して「一対一」のように感じていたからです。

しかし結果的には「無理」でした。 ふたりが面白いと感じてくれているのが分か
るのでなんだかわたしも楽しくなってしまうからおのずと笑顔になるのです。

余談ですが、ハイアールに使われている写真は、「いの一番」カメラをかまえられ
てすぐに撮った写真です。

あの日も、カメラマンの方の感じ方がすっと自分の中に入っていました。

アイコンタクトです。

07:35 PM