Archive of October 2018

October 29, 2018


慶應塾生新聞

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慶應義塾大学の学生新聞「慶應塾生新聞」の今月号で信号機について

の記事が掲載されています。

年間テーマである「くらしのデザイン」の一例として今回、信号機に

スポットライトをあてていただいたわけです。

記事は、歩行者用信号灯器がメインのお話になりましたが、都内では

殆ど見る事が無い新型交通信号器ですが、現在国内各所で急ピッチで

設置が進んでいます。その中で、信号電材製はシェア50%を越えたと

教えていただきました。つまり2台に一台は「わたしのデザイン」と

いう事でもあり、責任の重さを改めて感じております。

3:40 PM

October 24, 2018


DFA Design For Asia Awards 2018

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「DFA Design For Asia Awards 2018」

タケダデザインプロジェクトのルーペシリーズが香港のデザイン賞

「DFA Design For Asia Awards 2018」のシルバー賞に選ばれました。

2003年に開始されてから年を追う事にその賞の評価が上がっています。

https://www.asahi.com/.../i.../pressrelease/Cjcn18102347190.html

アジアの国が中心ですが、アップル(今年もiPhone Xが金賞に選ばれて

います)やダイソン、フィリプスといったアメリア・ヨーロッパのデ

ザインオリエンテッドなメーカーがエントリーしているのも特徴とな

っています。

応募総数は知らされていませんが、例年1000点を超えているという事

ですが、その中からグランプリにあたるグランド賞が、10点(ソニー

のAIBOも選ばれています)金賞が15点銀賞が27点銅賞が47点佳作が

65点が受賞しています。

ところで、今回るーぺの受賞は単品ではなく「シリーズ」としての受

賞なので45mmも65mmもステンレスの65mmもみんな「DFA Silver

Award」なんですね。ありがたい事です。 _

全体を目にして気がつくのは、パッケージデザインと建築の受賞者の

多さです。エントリーの総数は分りませんが、日本の将来を担うパッ

ケージデザイナー・建築家達が「知られる機会」としてこのDFAを活

用している事実を知る事ができます。

実はこの受賞のお話を聞いてからわたし相当に各年度を調べましたが、

日本限定ですが、これまで知らなかったデザイナー建築家を知る事が

できました。

6:55 PM

October 13, 2018


10th Anniversary

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昨日12日から11月12日まで一ヶ月間、GINZASIX 6Fの「蔦屋書店 銀座」

の文具コーナーでTAKEDA DESIGN PROJECTの特別展示が開催されて

います。

蔦屋書店全体がシックで優雅な内装が施されていますが、その空間にマ

ッチしながらもしっかりとした存在感を示しています。

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2008年10月、出来てまもない東京ミッドタウンで開催されていたデザイ

ンイベントで出展されていたインテリアショップ天童PLYブースを間借

りして展示したのがそのスタートでした。つまり今年はプロジェクトが

誕生して10年の節目なのです。

びっくりするのは、今回の展示で「上段」に置かれた初期のPrimarioつ

まり「インゴット(塊)シリーズ」は、その10年前の展示にすでに存在

していた事です。

それは「金属加工のF1カーを作る」という初期のコンセプトを体現した

製品群として今も輝きつづけています。

それは、プロジェクトを統括しているタケダの高地さんの『出した製造

は販売中止をしない。』という決断の賜物でもあります。

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2008年がどういう年だったかをまだ知る人も多いと思いますが、アメリ

カの投資銀行リーマンブラザースの経営破綻に端を発した「リーマンシ

ョック」が同年の9月の事でした。

その直後に数万円もする文具を発売するというのはなんともタイミング

が悪いとしか言いようがありません。

しかしその「アウトスタンディング(桁外れ)」な、製品群は目の肥え

た大型文具店のバイヤーの人達の目に止まり展示直後から銀座や丸の内

にある店舗で販売される事となりました。

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「良いものを作れば売れる」というのは、今では実情を知らないメーカ

ーの「夢物語」を語るセリフの代表になっています。

『じゃあ、どこでだれが買ってくれるのか?』これが、シビアな(反対)

意見です。

この10年間、様々な「デザインオリエンテッド(主導)プロジェクト」

が全国で展開されていました。

そういった意味では、タケダデザインプロジェクトもそういう世間の動

きと同調していたとも言えます。

では継続されたされなかったプロジェクトの「分岐点」はどこにあるか

といえば、「最初は、ばかばかしいものを作る」つまり「F1カー」と

いうのは「公道を走れない」つまり「一般に売れる事ではない」という

ところにあります。「良いもの」を作ったのではなく「凄いもの」を

作る事です。宣伝をせずに耳目を集めるというには「とんでもない」と

いうキーワードは必要です。

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さて初期の段階から5年が経過した頃、江口海里さん、山口英文さん

矢原拓さんにお願いして独自のブランドを作って頂きました。

才能あるデザイナー方々に「金属の塊」から製品を作る面白さを味わ

って頂きながら製品の幅を広げていくとうのが主旨でした。

今から5年前の2013年からはISOT(国際文具展)に出展するようなり

ましたが、2014年に山口さんのデザインしたメジャーが文具大賞の

グランプリを受賞しその後、国内外のデザイン賞を数々受賞する事に

なりブランドの知名度も上がり販売もおおきく伸びました。

つまり桁外れなF1カーからユーザーの心をつかみ公道を走れるフェラ

ーリやポルシェのスポーツカーのようなクルマが誕生したわけです。

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しかし、タケダデザインプロジェクトの成功(と言って良いかと思いま

すが)をひっさげて、わたしが「デザインプロジェクトのサクセスメソ

ッド(デザインによる成功理論)」を全国で語って廻れるとも思ってい

ません。

そこには「すでにあった」タケダの最新加工機械とそれを操作する優れ

た加工技術者の存在。そして「様々な技術が集結している」燕市三条市

という立地。なにより本業が順調に推移し「新しい部門」の成長を長い

目で見れる企業と経営者の存在。そしてプロジェクトの将来像をきちん

と肝を据えてマネージメントを続けていく高地さんという存在があって

はじめて出来た「サクセスメソッド」です。

秋田道夫

2018/10/13

11:34 AM