Archive of December 2017

December 30, 2017


目の前に広がるもの

わたしが日々していることは、物事について「単純化」と「機能化」と

「整数化」と「明確化」を試みることかなと思います。

おおげさに言えば「目に前に広がるものすべてについてシンプルなもの

に変えようとする心の動き」が働いています。

たぶんそれは「デザイン」という言葉を必要としないのかもしれません。

わたしの前には「整合されていないもの」「まだまだ複雑な様相を見せ

ているもの」が広がっています。

しかし去年知ったことは、わたしがデザインという言葉を使おうが使う

まいが、わたしの背中を見る人には間違いなく「デザイナー」だと映っ

ているという事です。

秋田道夫

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6:38 PM

December 30, 2017


CooRe

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「自動炭素飲料モニター CooRe」

平たく言えばペットボトルに入ったコーラの「しゅわっと加減」が一定

に出来ているかどうかを観測する道具です。

すでに同等の仕事(測定)をする機械は世の中に存在します。

しかしこれまでの製品は、この製品で言えば向かって左の測定計器部分

と、右のペットボトルにニードル(針)を注して固定する機械部分が

切り離されているものばかりで、世界ではじめて「一体化」したという

ところがこの機械の「特長」です。

言うは易しデザインは難し。

この「すんなりとまとまる」測定器部分と、サイズの異なるペットボト

ルに対応する為に、長く伸びたニードルと2本の黒いケーブルが複雑さを

示しやすい機械部分と一体になった事によって結果として全体が複雑に

「見えやすい」わけです。

実は左上にあるふたつの目のように見える「窓」は、実は計測のために

機械内を走る「炭酸飲料」を視覚的にモニターできる仕組みになってい

ます。

工場見学に行って、日頃見慣れた製品が次第と出来上がるのを目の当た

りにするような感じで、測定の「現場」が窓の中で展開されています。

それは、これまでの製品には無いカタチです。

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従来のプロダクトであれば、プラスチック製のフラットな「タッチパネ

ル」ブロックと、わたし好みの円筒形のステンレスで出来た「ロケット

発射台」のようなブロックをデザインするというのがお定まりですが

あえて「可搬性(持ち運べてどこでも測定出来る)」のためにこうなっ

ています。 _

なにより大事にしたのは、まずアクリル製のドアを開けて台(右側)に

ペットボトルを置いて固定器を下げてボトルキャップに針(ニードル)

を刺して計測を始めて、測定が終わった後に別のボトルに付け替えると

いう人の行為を無駄なくチカラを入れずに済むという「作業の現場の

リアルなデザイン」です。

使わずにぱっと見で感じる「複雑さ」は、その仕事を成す人には直感的

に使用出来る「シンプルな製品」に映ると思っています。

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それにしてもほっこりしたアールで被われた製品が多数を占める今のデ

ザインの潮流にあり機械がむき出しになったこの製品は真反対に位置す

るプロダクトでありデザインだと思います。

秋田道夫

11:19 AM

December 26, 2017


新日本百景「関ヶ原」

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たぶん「関係者」でなければ、こういう角度では写真を撮らないだろう

なあと思います。

そうわたしは「関係者」信号機の。

_

先日、滋賀県立大学で講評をさせていただきましたが、この5年位は講評

の翌日に、南さんと学生の有志のみなさんと一緒に岐阜県内にある有名な

「千代保神社」通称「おちょぼさん」に参拝するのがルーティーンになっ

ています。

「おちょぼさん」は参道にあるお店が面白くて、さらにいつ行っても参拝

の人達であふれていて、そのにぎわいにわくわくします。

というわけですっかり「はまって」しまったわけです。

写真からすっかり離れた話をしてしまいましたが、大学のある彦根からお

ょぼさんのある大垣近くに向かう途中に通るのが「関ヶ原」インターチェ

ンジです。

ラッキーな事に今年は道路に雪もなくスムースに「このあたり」を通過し

いていたのですが、助手席に座っていたわたしの目に飛び込んで来たのが

「新型軽量信号機」でした。

通り過ぎてからわざわざ南さんにUターンしてもらいましたが、結果的に

それ以降見かけることはありませんでした。これが唯一でした。

背後には冠雪した伊吹山の勇姿があり、足元には新幹線がちょうど通り過

ぎて行きました。そして有名な天下分け目の戦があった「関ヶ原」のネー

ムプレートが。

これは信号機のある「新日本百景」の間違いなく一景だと思います。

秋田道夫

11:14 AM

December 12, 2017


ANAスーパーフライヤーズクラブ手帳

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ANA(全日空)には「スーパーフライヤーズクラブ」という年間に多

くANAを利用さらる方にむけてのサービスがあります。

その「スーパーフライヤーズクラブ」会員の方達へのプレゼントの一

つに年度手帳があります。

その2018年度版の手帳のデザインを「TAKEDA DESIGN PROJECT」

が担当をしました。

タケダデザインプロジェクトのマークが背の部分に「型押し」してあ

るので「正夢の証」ですが、なんだかプロジェクトがすごいところに

来ている事を感じます。こんな事になるとは10年前には想像出来ませ

んでした。そもそもそんなすごい世界がある事を知りませんでしたし。

6:44 PM

December 12, 2017


遅れて来たアイディア

さっき突然10年近く前に手がけた仕事の「いいアイディア(答え)」を

思いつきました。

長年もやもやっとしていた「宿題」がやっと解けた嬉しさ(?)が広が

っておりますが、その「遅過ぎた回答」を伝えるプロジェクトの責任者

も担当者も組織もすでにありません。いやそれどころかその製品のジャ

ンルそのものがすでに時代から遠いものになっています。10年の変化恐

るべしです。

いや「それがわかった今だからこそ」最後をしめくくるすばらしい製品

をデザインしたかったなあと思う訳です。

しかし「良いアイディア」は10年遅れて思いついたのでなくて10年間の

技術の進歩を踏まえて浮かんだ訳で、やっぱり当時は思いつかなかった

と思ったりします。

秋田道夫

2017/12/12

5:10 PM

December 11, 2017


滋賀県立大学 生活デザイン科 課題「ドライヤー」

道具演習Ⅱポスター.jpg

ポスター制作は浜崎彩結さん

「恒例」になった感がある滋賀県立大学 生活デザイン科での特別講義

ですが、数年前から「課題」を出してそれをわたしが講評させて頂く

という講義となりました。

今年のテーマは、「ヘアドライヤー」。

学生のみなさんが日頃使っているものを課題にして「リアリティー」を

感じてもらおうと言うのが、テーマの主旨ですが、そこにさらに卒業生

の方が、今実際に家電メーカーでデザインを担当されているので適した

テーマだと思いました。

秋田道夫

5:36 PM