Archive of April 2021

April 3, 2021


書く事の意味

4月だからという訳でも無いですが、ちょっとブログで書く内容を変えて

いきたいなあと思っています。

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どうしてブログを書き続けられているかと言えばそれは仕事中に考えない

で済むようにしていると言う事です。

文章を書く事は「考える事」ではないのかと思うでしょうが、書く行為は

相当に数学的だったり化学的な部分があって、それはなにか問題を解くよ

うな事に近いように思います。

わたしは講演会等で質問に対して回答するのが「好き」です。

それは相手から「問題」を出してもらったようなもので、すぐにその問題

について思考を巡らすことが出来るわけで、自分で問題を考えて解答を導

き出すよりも手間が少なくて済むのです。

そんな「考えていないで書いたもの」を読まされているのかと思うかもし

れませんが(あまり期待しないでくださいね)、考えたからといって深く

なるわけでもありません。いかに常日頃「考えているか」の問題であって

書くこと自体を考えだすと理屈っぽくなるばかりです。

11:13 AM

April 3, 2021


濃度

わたしは、コーヒーを良く飲みますが、焙煎された豆を買ってきて、

都度、グライドして入れるようにしています。

コーヒーをおいしく入れるには結構時間がかかります。

なぜなら急いでお湯を注ぐと豆の成分を十分抽出出来なくて「薄く」

なってしまいます。

この薄くと言うか十分成分を出さずに溜まったコーヒーのようなも

のは、美味しくありません。困った事に煮詰めても美味しくはなら

ない事です。一方濃すぎるぐらいに十分時間をかけて出たものは、

薄めるためにお湯を足しても十分美味しいのです。

そこにはデザインというか仕事というものに対する大切な考えに通じ

るものがあります。

薄いアイディアは、議論を重ねても美味しくはならないし、逆に「濃

すぎるアイディア」は、適度に希釈して応用することができます。

10:54 AM

April 1, 2021


新たな気持ちで

わたしは最近の検索結果が好きです。

スカッとした製品が並んでいてとても自分らしい。自分のやれる事をや

りきっている感じがあってそれがちゃんと人に伝わっているのが嬉しい。

この20年プロダクトデザインの世界は大きく広がってもっともっと大き

な結果を出しているデザイナーがいますが、わたしが若い時からしたい

そうありたいと思ったカタチでずっと進んでいます。

写真は、Designingというグラフィック中心の雑誌に取り上げらられた

「自分史」です。2012年までなので2012年に出た号でしょう。

年表には、カトラリーも交通信号灯器も街路灯も無い。マドラーもタン

ブラーも、ルーぺもありません。なのになぜがそららの製品が載ってい

るように感じてしまいます。

それぐらいにカタチに一貫性があってずっとシンプルです。ブレないと

表現するのは簡単ですが、トレンドが日々変化する世界でずっと「シン

プルなデザイン」でい続けるのは難しい事だと改めて感じています。

バウハウスのモホリ・ナギは「Design as an attitude.デザインする事

は姿勢である。」という言葉を残されているそうですが、たぶんその

「無いのに有るように感じる」のは、わたしのデザインも一貫した姿

勢から生まれているからだと思っています。

秋田道夫

2021/4/1

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11:28 AM