入力と出力

今はとても貴重というか稀有な経験をしていると言えます。

こんな世界中が同じ問題で頭を悩ますというのはまさに前代未聞です。

何事によらず「だれかが得をしている」とか「だれがか免れている」

という「不平等」「不均衡」を言う事が、自分を正当化する口実だった

りしますが、今回に関してはまったく平等にマイナスです。

そんな「入力」があるなかでどんな「出力」をするのか問われています。

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以前、設計を担当されている方達に、プロダクトデザイナーの考え方

についてお話をさせてもらった事があります。

なにか興味深い話に出来ないかと思い、ある「例」を思いつきました。

わたしが工場から営業所に毎日製品を届けるトラックのドライバーだと

して、その毎日通っている道路の中央に「おおきな岩(石)が落ちてい

たらわたしはどういう行動を取るかと言うお話です。

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まず大切なのは「その道は往来が多いか少ないか」という事です。

(日頃から観察力が問われます。)

ようは困る人がどれだけいるかという事です。その事によって「取るべ

き行動と時間」が変わって来ます。混んでいたらそれこそ自分だけでな

く手分けして対応できます。それより大事なのは「だれが落としたか」

とか「今日はツイていない」とまったく考えない事です。それよりは対

応です。

そうクルマの量が多くなければ、トラックから降りて石を観察します。

ぐるりと回ってスマホで写真を撮る。トラックとの対比写真がサイズを

誰かに伝えるのに有効でしょう。(サイズと石の種類がわかれば重さも

わかるし、どんな作業車が良いかもわかるでしょう)

わたしは工場長に電話して、位置情報をスマホで知って画面をスナップ

で撮って送ります。(市役所が良いか警察がいいかも相談します。)

ようは「問題を共有」する事です。とにかく孤立しない、独り相撲をし

ない。

もうひとつ大事な事は「工場と営業所の関係性」を常から把握している

事です。つまり「今積んでいるものが、早急に届けないといけないもの

かそう急がれていないか。」を日頃から生産予定表をみてできれば販売

の状況も「なんとなく」把握出来ているかどうかです。

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その上で迂回路を選んで運べば「だれもなにも言われない」それどころ

か冷静な判断をした事で、褒められるかもしれません。

一見ツイていない事が、あなたの評価を上げる事にも対応次第でつなが

るわけです。

でもここで終わらないんですね。その石を工場の人に運んでもらって

工場の入り口にある庭に「記念石」として飾れないかなと考えるわけで

す。もちろん「持ち主が現れなければ」。

秋田道夫

2020/5/5こどもの日

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