Archive of July 2019

July 21, 2019


存在感

インテリアライフスタイルセラミック.jpg

別に、do-nabeが真ん中だから主人公というわけではありませんがセラミッ

ジャパンを支える製品のひとつになっている事が誇らしいです。

http://www.ceramic-japan.co.jp/

8:58 AM

July 16, 2019


「機微」

今お仕事をしているOGウエルネスが、岡山に本社があるので岡山につ

いて少しは知識が増えているのですが、岡山駅前には桃太郎の像が建っ

ています。

ところで桃太郎が、キジや猿や犬にプレンゼントした「きびだんご」で

すが、ほんとうは植物の「黍(きび)」ではなくて「機微」で出来た言

葉と行動じゃなかったと思うわたしです。

人がついて来てくれるようにするには確かに「食べ物金銭」を与えるの

も有効かもしれませんが、やっぱり相手の心の動きをさっして塩梅する

「機微」は必要かと思います。

「厳(きび)しい」ばかりでもダメだしね。

岡山出身の星野監督も、実は選手と家族の誕生日を覚えていて声をかけ

たりプレゼントしたりされていたという繊細な思いやりがあったようで

厳しい一方ではなかったようです。「黍だんご」も「機微だんご」もあ

ったわけです。

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なぜそんな機微についてプロダクトデザイナーのわたしが考えるのか。

「それを使うと人は何を思うのか」そういう事(ばかり)考えてデザイ

ンしています。

考えている割には、円筒だったり直方体だったりというとんでもないシ

ンプルな結論がなぜ「機微」なのか。

特定のカタチをしているとすべて(とは言いませんが)がデザイナーの

柄に帰属しちゃうかなと思う訳です。 それよりは使う人がそれぞれに

「工夫を思いつく」のが、なんだか素敵な「きびだんご」に思うわたし

です。

 まあ「伝わらない覚悟」をしているわたしなので意図は伝わらなくて

も構わないのですが、おそらく長く使っていると『なんだこういう事

か。』という気付きのプレゼントはもれなくついています。 


秋田道夫 2019/7/16

11:08 AM

July 11, 2019


「3年目のあなたに」

わたしはブログをはじめるにあたって考えていたのは「会社に入って

3目のデザイナーに向けて書こう。」という事でした。

それはどういう事かと言えば、学生の頃は、世間のデザインもデザイ

も「一方的に見るもの」であり「一方的に批判をするもの」です

んでしまいます。ようするにリアリティーがありあせん。雑誌の上

(今ではネットの上)の話です。

まあ、会社に入ってもそう状況は変わりません。まわりも「初心者」

て様々な失敗も多少は許してくれる。逆に言えば先輩たちのして

いることも自分でしない分「批評」をする側にいたりします。

ところが、後輩が入ってくる2年目3年目に入ると自体は一変します。

要領の良い後輩もいたりして、中途半端な経験(みたいなもの)を持

出して先輩ずらも通用しないわけです。

要は「言う側」から「言われる側」、「見る側」から「見られる側」

立場が逆転します。

焦りますね。そういう心情の人に先輩(ずらはしないですよ)という

「昔経験した自分」としてなにか参考になることは書けないものか

なと思ったわけです。

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先日も「賢さ」について書きましたが、デザイナーにあっても描写力

絵のうまさやアイディアだけでなく「文章力」やさらにいえば「世の

中の全体の流れを俯瞰する力」が求められる様になっています。

全部まとめて「客観性」なのかもしれません。

わたしがした事を言えば「企画や設計や営業と仲良くなる事」でした。

というか守衛さんや掃除のおばさんとも仲良くというか挨拶をして一

言二言話をする事でした。

ようするに損得抜きでみんなの元気がなれば良いという心持ちです。

客観性を極める(?)とどうなるかというと「デザイン」ましてや

プロダクトデザイン」なんて吹けば飛ぶような存在だという気持ちで

した。

たかだか知れているわけです。

さすがに「宇宙は広い」なんていうところには行きませんでしたが、

『ダビンチとミケランジェロのライバル関係を考えれば今のデザイ

でどういう言ってもしょうがない。』と学生の頃から思っていました。

あの人のデザインがなんて事よりも「具体的に影響のある」周りと

コミュニケーションの方がどれだけ大事かわかりません。

_

多くのデザイナーは「デザインが上手くなる」ために、会社でもデ

インを勉強しますが、実は一般の人から見ればすでに「とんでもなく

知っている」し「絵も上手い」という風に受け取られ待ています。

(絵が苦手なら人前で描かない事です)

そんなこともよりも「今流行っている事を例えてデザインの説明で

る」ようになった方がよほど「有用」です。

デザインを学ぶほどに「世間一般から乖離」します。

目の前の事を「言われる前にさっさとやって」周りから「重宝がら

る」のが大事かなと思います。

理屈抜きにやった事が後から見ると「理にかなっている」というあ

ようは素敵です。

_

美大に入ればプロダクトデザイナーとしてなんとかなる。いい会社

入ればプロダクトデザイナーとしてなんとかなる。そう思いがちです

がそんなにプロダクトデザインの世界は盤石でも堅牢でもありません。

すかすかのザルでありまばらな柵にすぎません。

デザインの良し悪しなんて世間も残念ながらデザイナー自身もよく

かりません。

大事なのは『彼いいよね。』とか『使えるね。』とか『ほんと助か

なあ。』そういう言葉を日常でもらえるのが、嬉しいし結果として長

く仕事を続けられる一歩かと思います。

秋田道夫 2019/7/11

1:54 PM

July 8, 2019


Red dot 2019 Best of the Best

計測器メーカーアタゴの新製品小型計測器「IoT データーハブpiccolo」

が、ドイツのデザイン賞「Red Dot Design Award 2019」の最高賞に

たる「Best of the Best」を受賞しました。

世界三大デザイン賞の一つと称されている「red dot」ですが、今年は、

世界55カ国から5500点の応募があり、Best of the Bestを授賞したの

応募総数の1.5%にあたる80点でした。

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その製品は、4種類の液体成分の測定結果をIoT(Internet of Things

のインターネット)を使って、スマホにデータを送信して蓄積す

という最新のもので、その機能を超小型にまとめた事が評価された

です。

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わたしは1990年代相当に「新しいカタチ」というものを見つけられ

彷徨っていました。

その終止符になったのが、2003年に発売された一本用のワインセラ

した。四角と円筒で「豊かな表現」が可能である事をカタチにした

ものです。デバイスタイルのシンプルで「モノクローム」のデザイン

が評判になった事によってひとつの確信を得ました。

だれでも考えられるかたちです。しかし難しいのはその単純なかた

機能と結びつける事です。

しかしわたしはその「基本形」で「無色」な形状に立ち返る事によ

考える要素を減らして機能の関係性に時間をかけるようにしたのが

今のわたしのカタチです。


2019/7/10 秋田道夫

ピッコロRED.jpg

10:11 AM